モティバが硬いと感じるのはいつまで?術後の経過と「柔らかくなる」までの期間

モティバが硬いと感じるのはいつまで?術後の経過と「柔らかくなる」までの期間

モティバで豊胸手術を受けた後、バストの硬さが気になる期間はおおむね3〜6か月です。術後すぐは腫れや被膜形成の影響で硬さや張りを感じやすいものの、時間の経過とともにインプラントは体になじみ、柔らかい手触りに変わっていきます。

「いつになったら自然な柔らかさになるの?」という不安は、多くの方が術後に抱える悩みです。硬さの原因や経過の目安を正しく知ることが、安心して回復期を過ごすための第一歩といえるでしょう。

この記事では、モティバの手触りが硬いと感じる時期とその原因、月ごとの変化、柔らかくなるまでに影響する要因、そして注意すべきサインまでを詳しく解説します。ご自身の経過と照らし合わせながら、参考にしてみてください。

目次

モティバで豊胸した直後にバストが硬いのは3〜6か月がひとつの目安

結論から申し上げると、モティバ挿入後にバストが硬いと感じる期間は、多くの場合3〜6か月程度です。この期間を過ぎると手触りは徐々に柔らかくなり、自然なバストに近づいていきます。

術直後から1か月目は腫れと緊張感が硬さの主な原因

手術直後のバストは、組織の腫れや内部の炎症反応によって強い張りを感じやすい時期です。この段階の硬さはインプラントそのものの問題ではなく、体が手術のダメージから回復しようとする自然な反応によるものといえます。

皮膚や筋肉がまだインプラントのボリュームに順応していないため、バストが高い位置にとどまり、パンパンに張った印象を受けるかもしれません。痛みや違和感を伴うこともありますが、1〜2週間をピークに少しずつ和らいでいく傾向があります。

この時期に無理に触ったり揉んだりすることは避け、医師から指示された圧迫固定をしっかり守ることが大切です。

2〜3か月目から手触りに変化が出はじめる

術後2〜3か月が経過すると、腫れが引いてインプラントが下方へ落ち着きはじめ、手触りにやわらかさを感じる方が増えてきます。まだ完全にソフトとは言いがたい段階ですが、術直後と比べると明らかな変化を実感できるでしょう。

この頃はインプラント周囲に形成される被膜(カプセル)が安定しはじめる時期でもあります。モティバのSilkSurface(シルクサーフェス)と呼ばれる表面加工は、被膜が薄く柔軟に仕上がりやすいとされており、経過が良好であれば硬さの改善が感じ取れるタイミングです。

4〜6か月目でバストは自然な柔らかさに近づく

術後4〜6か月ほど経つと、多くの方がバストの柔らかさに満足しはじめます。インプラントが体になじみ、被膜も薄くしなやかに落ち着くことで、触れたときの感触が自然な胸に近くなっていくためです。

もちろん個人差はあり、体質やインプラントのサイズ、挿入位置によっては半年以上かかることもあります。それでも6か月を一区切りとして経過をみるのが一般的であり、医師の定期検診でも柔らかさの評価が行われるタイミングです。

術後の時期硬さの程度手触りの目安
〜1か月強い張りパンパンで硬い
2〜3か月やや硬い少し弾力が出る
4〜6か月柔らかい自然に近い感触

バストが硬くなるのは身体の「守る力」が働いている証拠

術後にバストが硬く感じるのは異常なサインではありません。身体がインプラントという異物を包み込もうとする正常な免疫反応であり、被膜(カプセル)の形成がその正体です。

インプラント周囲にできる被膜(カプセル)の仕組み

体内に人工物が入ると、免疫系は異物を認識してその周囲にコラーゲン線維の膜を形成します。これが「被膜」と呼ばれるもので、豊胸に限らずすべてのインプラント手術で起こる生理的な反応です。

被膜は本来、インプラントの位置を安定させる役割も果たしており、薄く柔軟な状態であればバストの見た目や手触りに悪影響を及ぼしません。ところが何らかの原因でこの被膜が厚く硬くなると、カプセル拘縮(被膜拘縮)という状態になり、バスト全体の硬さや変形、痛みにつながることがあります。

モティバのSilkSurface表面加工と被膜への影響

モティバはSilkSurface(シルクサーフェス)というナノレベルの微細な表面加工を採用しています。従来のスムースタイプやテクスチャードタイプとは異なり、線維芽細胞(コラーゲンを作る細胞)の反応を穏やかに抑えるよう設計されている点が特徴です。

5813例を対象とした大規模な後ろ向き研究では、モティバのSilkSurface使用時のカプセル拘縮発生率は報告されておらず、合併症率全体も0.76%と低い水準にとどまっています。こうしたデータは、被膜が薄く柔軟に保たれやすいことを示唆するものです。

従来のシリコンインプラントとモティバで被膜形成に差がある理由

シリコンインプラントの表面テクスチャは、被膜の質に大きく関わります。表面が粗いマクロテクスチャードインプラントは組織との摩擦が強く、炎症反応が長引くことでカプセルが厚くなりやすいとされてきました。

一方、モティバのナノテクスチャード表面は摩擦を抑えつつも適度な組織接着を促すため、結果として被膜が薄くしなやかに形成されやすいと報告されています。韓国で行われた1324例の研究では、モティバを使用した初回手術のカプセル拘縮率はわずか1.07%でした。

モティバのSilkSurfaceが被膜形成に影響を与える要素としては、以下の特徴が挙げられます。

  • ナノレベルの微細な表面加工による線維芽細胞反応の緩和
  • 組織との摩擦を最小限にとどめる滑らかな表面設計
  • 適度な組織接着による安定した位置固定

これらの要素が組み合わさることで、モティバでは薄く柔軟な被膜が形成されやすく、結果として術後の硬さが比較的早期に改善しやすい傾向があると考えられています。

モティバの手触りは月ごとにどう変化する?術後の経過を時系列で解説

術後の手触りは一直線に柔らかくなるわけではなく、段階を経て少しずつ変化していきます。月単位の経過を知っておくと、自身のバストが今どの段階にいるのかを把握しやすくなるでしょう。

術後1〜2週間は腫れと硬さがもっとも強い

手術から最初の1〜2週間は、組織の浮腫(むくみ)と内出血の影響でバストがもっとも硬く感じられる時期です。鏡で見ると胸が不自然に高い位置にあるように映ることもありますが、これはまだインプラントが下に落ち着いていないためです。

就寝中や起床時に強い張りを感じる方もいますが、日を追うごとに徐々に緩和されていきます。この段階での硬さは被膜の問題ではなく、術後の腫れによるものなので、焦らず過ごすことが大切です。

術後1〜3か月目に気づく「少しほぐれてきた」感覚

1か月を過ぎるあたりから、バスト全体の硬さが緩和され、押したときにわずかな弾力を感じるようになります。インプラントが徐々に下方へ移動して胸の下半分にボリュームが出てくると、見た目も手触りも自然さを増していきます。

3か月目には、衣服の上からでも硬さが気にならなくなる方が多いでしょう。もっとも、ブラジャーを外した状態で注意深く触れると、まだ若干の硬さを感じる場合もあります。この段階では被膜が安定しつつある途中であり、もう少し経過をみることが一般的です。

半年〜1年でほぼ完成形に近い手触りになる

術後半年から1年にかけては、バストの形と手触りがほぼ完成に近づく時期です。被膜が薄く安定し、インプラント周囲の組織も馴染むことで、触れた感触は自然な胸にかなり近くなります。

この頃になると、術前に感じていた「硬い」という不安はほとんど解消されるケースが大半です。バスト全体が重力に従って自然に揺れるようになり、仰向けに寝たときのシルエットも横に流れる自然な形に落ち着いてきます。

1年以降もゆるやかに変化が続くことがある

1年を過ぎても手触りの変化が完全に止まるわけではありません。被膜のリモデリング(再構築)はゆっくりと続くため、1年半〜2年ほどかけてさらにソフトになったと感じる方もいます。

逆に、時間の経過とともに徐々に硬さが戻る場合は、遅発性のカプセル拘縮の可能性があります。半年以上経っても改善せず悪化傾向がみられる場合は、早めに主治医へ相談しましょう。

モティバ術後の手触り変化まとめ

経過期間手触りの特徴主な変化
1〜2週間強い張りと硬さ腫れのピーク
1〜3か月弾力が出始めるインプラントが下方へ移動
半年〜1年ほぼ自然な柔らかさ被膜が安定
1年以降さらにソフトに被膜のリモデリング

上記はあくまで目安であり、個人差があることを念頭に置いてください。不安があれば定期検診の際に医師へ経過を伝え、客観的な評価を受けるのが安心です。

モティバが柔らかくなるまでの期間を左右する要因

柔らかくなるまでにかかる時間には個人差があり、いくつかの要因が複合的に影響します。ご自身にあてはまる条件を確認することで、回復の見通しが立てやすくなるでしょう。

要因柔らかくなりやすい条件硬さが残りやすい条件
挿入位置大胸筋下乳腺下
皮膚・脂肪の厚み厚い薄い
インプラントサイズ体格に合ったサイズ大きすぎるサイズ

インプラントの挿入位置で硬さの感じ方が変わる

モティバを大胸筋の下に入れた場合(筋膜下法)、筋肉がインプラントの上にカバーとなるため、触れたときに硬さを感じにくくなります。筋肉と脂肪のクッション効果によって、術直後から比較的柔らかい印象を受けやすいことが特徴です。

一方、乳腺下(筋肉の上)に挿入した場合は、皮膚や脂肪だけがカバーになるため、とくに脂肪が少ない方はインプラントの輪郭や硬さを感じ取りやすくなります。ただし乳腺下でもモティバ特有のProgressiveGel(プログレッシブジェル)が体位に応じてジェルの分布を変えるため、時間の経過とともに自然なやわらかさが出やすい傾向があります。

もともとの皮膚や脂肪の厚みが経過を左右する

皮下脂肪が豊富で皮膚に弾力がある方ほど、インプラントが組織に包まれやすく、硬さを感じにくい傾向にあります。反対に、やせ型で脂肪層が薄い方は、インプラントの存在感が手触りに出やすいため、柔らかく感じられるまでにやや時間がかかることがあります。

脂肪の厚みは手術前の診察で確認でき、挿入位置やインプラントサイズの選択にも影響する要素です。カウンセリングの段階で医師と十分に相談しておくことをおすすめします。

術後の過ごし方と圧迫固定が経過に影響する

術後に医師から指示される圧迫バンドやブラジャーの着用は、インプラントの位置を安定させ、被膜の形成を整える効果が期待できます。指示された期間をきちんと守ることが、柔らかい仕上がりへの近道です。

また、術後早期に激しい運動や重い荷物の持ち上げを行うと、内部で出血や腫れが起こりやすくなり、被膜が厚く硬くなるリスクが高まるとされています。日常生活への復帰は段階的に進め、術後1か月ほどは上半身に強い負荷をかけないよう気をつけましょう。

インプラントのサイズと充填率による手触りの違い

体格に対して大きすぎるインプラントを選ぶと、皮膚の伸びが追いつかず、術後の張りや硬さが長引きやすくなります。とくにもともと胸が小さい方が急に大きなサイズを入れた場合、組織が馴染むまでに時間がかかることは少なくありません。

モティバのProgressiveGelは従来のコヒーシブジェルよりも柔軟性が高く、体温や体位に応じて形状を変えるため、適切なサイズを選べば比較的早い段階で自然な手触りが得られるとされています。医師と相談のうえ、ご自身の体格と希望に合ったサイズを選ぶことが満足度の高い仕上がりにつながります。

「まだ硬い」と心配になったときに確認したいBaker分類

バストの硬さが気になるとき、目安になるのがBaker分類(ベイカー分類)というカプセル拘縮の評価基準です。グレードIからIVまでの4段階に分けられており、グレードIIまでは経過観察で問題ないケースがほとんどとされています。

Baker分類グレードI〜IVはこんなに違う

Baker分類は、カプセル拘縮の程度を触診や見た目から判定するもので、1978年に提唱されて以来、世界中の形成外科で広く使われています。グレードIは見た目も手触りも自然な状態を指し、グレードIVに近づくほど硬さや痛み、変形の度合いが強くなります。

グレード見た目手触り
I自然柔らかい
II自然やや硬い
III変形あり硬い
IV変形あり硬く痛みを伴う

グレードIIまでは経過観察で問題ないとされる理由

グレードIは理想的な状態ですが、グレードIIであっても見た目は自然であり、触れたときにわずかな硬さがある程度です。多くの場合、日常生活に支障はなく、追加治療の対象にはなりません。

術後3〜6か月の回復期においては、被膜が成熟しきっていない段階でグレードIIに該当する硬さを感じることは珍しくありません。この時期にカプセル拘縮と決めつけず、経過を観察し続けることが重要です。もちろん、定期検診で医師に触診してもらうことで客観的な判断が得られます。

グレードIII以上で受診が勧められるサインとは

グレードIIIでは胸が目に見えて硬く丸い形に変形し、グレードIVでは痛みを伴い、明らかな見た目の異常が出てきます。このレベルに達した場合は、被膜拘縮が進行している可能性が高く、治療の検討が必要です。

もっとも、モティバのSilkSurfaceを使用した複数の臨床研究では、カプセル拘縮の発生率は従来のインプラントと比べて低い水準にとどまっています。356例を追跡した研究においても、カプセル拘縮は0.28%という極めて低い値でした。仮に拘縮が起きたとしても、早い段階で発見し適切に対処すれば、良好な結果が期待できます。

モティバの柔らかい手触りを目指すために日常で意識したいケア

術後のセルフケアは、仕上がりの柔らかさに影響する要素のひとつです。医師の指導に沿った正しいケアを継続することで、回復がスムーズに進む可能性が高まります。

バストマッサージは医師の指示を優先する

豊胸術後のマッサージについては、賛否両論あるのが現状です。インプラントの種類や挿入方法によっては、マッサージが被膜の柔軟性を保つ助けになるという見解がある一方、エビデンスが不十分だとする文献も存在します。

モティバの場合、SilkSurface表面はもともと被膜が薄く形成されやすい設計のため、積極的なマッサージを推奨しない医師も少なくありません。自己判断で強く揉むことはインプラントの位置ずれや内出血のリスクにつながるため、開始時期・力加減・頻度については必ず執刀医の指示に従ってください。

圧迫下着の着用期間を守ることが柔らかさにつながる

術後に処方される圧迫バンドやサポートブラは、インプラントを適正な位置に固定し、腫れを抑える働きがあります。指示された期間(通常1〜3か月)を守って着用することで、インプラントが理想的な位置に落ち着き、結果として柔らかく自然な仕上がりに近づきやすくなります。

圧迫が足りないとインプラントが上方にとどまりやすくなり、硬さを感じる期間が長引くことがあります。見た目が落ち着いたように見えても、医師が外してよいと判断するまでは着用を続けることをおすすめします。

術後に避けたい動作と生活上の注意点

  • 腕を大きく振る激しい運動(ランニング、テニスなど)は術後1か月以上控える
  • 重い荷物の持ち上げや高い場所への腕の挙上は術後2〜3週間は避ける
  • うつ伏せ寝は圧迫がかかるため、仰向け寝を医師が許可するまで継続する
  • 入浴時に強い水圧で胸に直接シャワーを当てることは控える

これらの注意事項を守ることで、内部の出血や腫れを防ぎ、被膜が厚くなるリスクを軽減できます。日常の何気ない動作にも意識を向けて過ごすことが、柔らかい仕上がりへとつながっていきます。

硬さが長引くときは早めに相談を 受診の目安と医師へ伝えたいポイント

6か月以上経過しても硬さが改善しない、あるいは悪化している場合は、カプセル拘縮などのトラブルを早期に発見するためにも、速やかに主治医へ相談することが大切です。

6か月を過ぎても硬いままのときに考えられる原因

術後半年を経ても硬さが続く場合、いくつかの原因が考えられます。たとえば被膜のコラーゲンが通常より厚く堆積している、細菌によるバイオフィルム(目に見えない細菌の膜)が被膜を刺激し続けている、あるいは術後の血腫が被膜形成に影響したなどが挙げられます。

もっとも、半年の時点で若干の硬さがあっても、そこから徐々に軟化していくケースもあるため、すぐに深刻な事態と断定する必要はありません。医師に触診してもらい、Baker分類でどのグレードに該当するかを客観的に確認してもらいましょう。

痛みや変形を伴うなら被膜拘縮を疑う

硬さだけでなく、胸の形が丸く不自然に盛り上がったり、ずきずきとした痛みが出てきた場合は、Baker分類のグレードIII以上に進行している可能性があります。このような症状が出たときは、経過観察ではなく積極的な治療を検討する段階です。

超音波検査やMRIなどの画像診断で被膜の厚みやインプラントの状態を評価し、治療方針を決定します。軽度であれば投薬や経過観察で様子を見る場合もありますが、症状が顕著な場合は外科的な対処が選択されることが一般的です。

再手術が検討されるケースとモティバへの入替え

被膜拘縮がグレードIII〜IVに進行し、保存的な治療で改善しない場合は、被膜の除去(カプセル切除術)とインプラントの入替えが検討されます。全被膜切除とモティバErgonomix(エルゴノミクス)への入替えを行った研究では、拘縮の再発率が1.96%にとどまったとの報告があります。

受診の目安想定される状態
6か月以上硬さが改善しない被膜の肥厚や遅発性拘縮
胸の形が不自然に変化したBaker III以上の拘縮
痛みや圧迫感が増してきたグレードIVへの進行

再手術は身体的・精神的な負担を伴いますが、モティバの新しいインプラントに替えることで、柔らかく自然な仕上がりを取り戻せる可能性があります。心配なことがあれば一人で抱え込まず、信頼できる主治医に率直に相談してください。

よくある質問

モティバの術後に硬さがピークを迎えるのはいつ頃ですか?

モティバの豊胸手術後、バストの硬さがもっとも強く感じられるのは術後1〜2週間です。この時期は手術による腫れや組織の炎症が最大になるため、バスト全体がパンパンに張った感覚を覚える方が多くいらっしゃいます。

硬さのピークを過ぎると、1か月ほどで張りが和らぎ始め、3か月目あたりから明らかな変化を感じやすくなります。もっとも、完全に柔らかいと実感できるまでには3〜6か月ほどかかるのが一般的ですので、焦らず経過をみていきましょう。

モティバが柔らかくならないまま半年以上経った場合はどうすればよいですか?

術後半年を過ぎてもバストの硬さが改善しない場合は、まず執刀医に相談して触診や画像検査を受けることをおすすめします。Baker分類でグレードIIまでの軽度であれば、もう少し経過を観察するだけで済むこともあります。

ただし、硬さに加えて痛みやバストの変形が出ている場合は、被膜拘縮が進んでいる可能性があるため、早めの受診が大切です。治療方法は症状の程度によって異なりますが、適切に対処すれば柔らかさを取り戻せるケースがほとんどです。

モティバの手触りは他のシリコンインプラントと比べて柔らかいですか?

モティバにはProgressiveGel(プログレッシブジェル)という独自のジェルが使用されており、従来のコヒーシブジェルよりも柔軟性が高いとされています。体温や姿勢に応じてジェルの形状が変わるため、立っているときは下方にボリュームが集まり、横になると自然に横へ流れるような動きが生まれます。

また、SilkSurfaceと呼ばれるナノテクスチャードの表面加工が被膜を薄く柔軟に保ちやすく、結果として触ったときの柔らかさにつながると考えられています。ただし手触りの感じ方には挿入位置や体型などの個人差があるため、カウンセリング時に医師と十分にご相談ください。

モティバの術後にマッサージをすると柔らかくなりやすいですか?

バストマッサージについては、被膜の柔軟性を維持するうえで一定の効果があるとする意見と、十分な科学的根拠がないとする意見の両方があり、現時点では見解が分かれています。モティバのSilkSurfaceはもともと被膜が薄く形成されやすい設計のため、強いマッサージを推奨しない医師もいます。

自己判断で力を入れて揉むと、インプラントの位置ずれや内出血のリスクが高まるため注意が必要です。マッサージの要否・開始時期・強さ・頻度はすべて執刀医の判断に委ねるのが安全であり、指示がない場合には無理に行わないほうがよいでしょう。

モティバで被膜拘縮(カプセル拘縮)が起きた場合の再手術はどのように行われますか?

被膜拘縮がBaker分類のグレードIII〜IVに進行し、痛みや変形が生じている場合には、被膜を取り除くカプセル切除術とインプラントの入替えが検討されます。全被膜切除とモティバErgonomixへの入替えを組み合わせた研究では、拘縮の再発率は約2%と報告されています。

手術の際には被膜をすべて除去したうえで新しいポケットを作成し、清潔な環境で新しいインプラントを挿入します。再手術後も術後ケアが重要であり、圧迫固定や定期的な通院を続けることで良好な結果が期待できます。不安がある場合は、まず主治医に現在の症状を詳しくお伝えください。

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この記事を書いた人

Dr.本田マイケル 武史のアバター Dr.本田マイケル 武史 MYCLI 統括院長 / 医療法人史真会 理事長

【プロフィール】 1984年アメリカ・メリーランド州生まれ、島根県育ち。 大阪医科大学医学部卒業後、がん研有明病院形成外科にて、日本一の手術件数を誇る乳房再建など数多くの高難度手術に従事。その後、聖路加国際病院形成外科を経て、より自然で美しい仕上がりを追求するため美容外科領域へ。 大手クリニックにて脂肪吸引・注入技術の指導的役割を担った後、「一人ひとりのゲストにもっと寄り添った施術」を理念に掲げ、2022年にMYCLIを開院。 形成外科医としての解剖学的知識と繊細な技術をベースに、特に「自然な仕上がり」にこだわった脂肪豊胸やボディデザインを得意とする。現在は聖路加国際病院形成外科の非常勤も兼務し、臨床・学術の両面で活動を続けている。

【所属・資格】 日本形成外科学会 / 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会 Vaser Lipo 脂肪吸引認定医 / MIA認定医

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