豊胸手術のサイズ選びと身長・骨格診断|プロポーションを美しく見せる適正バランス

豊胸手術のサイズ選びと身長・骨格診断|プロポーションを美しく見せる適正バランス

豊胸手術において、満足度の高い結果を得るための鍵は、自身の身長や骨格に基づいた調和の取れたサイズ選びにあります。

単に大きなカップ数を目指すのではなく、全身のプロポーションとのバランスを考慮することが大切です。誰が見ても自然で美しいボディラインは、個々の身体的特徴を無視しては完成しません。

一人ひとりの体型には美しく見えるための正解が存在しており、それを見極めることが後悔しない手術への第一歩です。

ただボリュームを増やすだけの選択は、かえって体全体のバランスを崩す恐れがあります。身長、肩幅、アンダーバストの細さ、そして肌の質感までを総合的に判断する必要があります。

理想の姿を手に入れるためには、自分自身の体のフレームを客観的に理解することから始めましょう。プロの視点から導き出した黄金比を参考に、あなただけの洗練された曲線美を追求していきます。

目次

身長とバストサイズの美しき相関関係

理想的なバストサイズを決定する際、最も基礎となる指標は身長です。背の高さに対してバストのボリュームを整えることで、全身のシルエットが整い、洋服を着た時の見栄えが劇的に向上します。

身長から導き出すバストの黄金比率

日本人の平均的な体型において、美しく見えるバストのトップ位置やボリュームには一定の法則があります。

一般的には、身長に対して特定の係数を掛け合わせた数値が、最もバランスが良いとされるトップバストの目安です。

具体的には、身長に0.53から0.54を掛けた数値が、標準的かつ健康美を感じさせるサイズと言われています。例えば、身長160cmの方であれば、トップバストが85cmから86cm程度になると、非常に均整の取れたプロポーションに見えます。

これよりも少しボリュームを持たせたい場合は0.55、スレンダーに見せたい場合は0.52といった調整を行います。この基準値を把握することで、自分にとっての現実的な目標サイズが見えてきます。

数字だけに固執せず、鏡の前で全身を見た時の印象を大切にしてください。身長が高い方ほど、ある程度のボリュームがなければ全身のバランスが取れないことも理解しておく必要があります。

理想的なトップ位置とデコルテの繋がり

トップの位置も身長とのバランスで決まります。鎖骨の中央と左右の乳頭を結ぶ線が正三角形を描くのが理想とされていますが、これも身長に左右される要素です。

身長が高い方ほど、乳頭の位置がやや下方に位置する方が自然に見える傾向があります。デコルテからバストトップにかけての緩やかなカーブが、身長に対して適切な傾斜を持っていることが美しさの条件となります。

手術でボリュームを出す際、上部に詰め込みすぎると不自然な見た目になりがちです。適切な位置にボリュームのピークを持ってくることで、横から見た時のラインも滑らかになります。

この工夫が、元々のご自身の体型の一部であるかのような仕上がりを実現します。身長との相関関係を無視した位置設定は、違和感の原因となるため注意が必要です。

身長別のトップバスト目標値

身長控えめな美しさ華やかな印象
150cm78cm〜80cm81cm〜83cm
160cm83cm〜85cm86cm〜88cm
170cm88cm〜90cm91cm〜93cm

アンダーバストとウエストの対比による視覚効果

バストの大きさそのものだけでなく、アンダーバストの細さとウエストのくびれとの対比が、プロポーションを左右します。

身長に対してアンダーバストが細い方は、少しのボリュームアップでも大きな変化を感じやすいという特徴があります。

反対にアンダーがしっかりしている方は、ある程度のボリュームを持たせないと、バストの存在感が際立ちません。サイズ選びの際にはアンダーバストの数値も正確に把握し、そこから何センチの差を作るかを検討します。

ウエストラインとの砂時計型のシルエットをどこまで強調するか、医師と共有することが大切です。全体の高低差を意識することで、正面だけでなく斜めや横からの視線にも自信が持てるようになります。

理想のくびれを強調するためには、アンダーバストの絞りと連動したバストのベース幅を選ぶ必要があります。この視覚的な調整が、全身をより細く、美しく見せる魔法となります。

骨格診断から導き出す理想のバストライン

骨格タイプは、胸の筋肉の付き方や脂肪の乗り方、鎖骨の形、胸郭の厚みに直結するため、デザインを左右する重要な判断材料です。個性を活かしたアプローチこそが、満足度を高める秘訣となります。

骨格ストレートの方にふさわしいデザイン

骨格ストレートの方は元々上半身に厚みがあり、重心が高い位置にあるのが特徴です。肌に弾力があり、胸板もしっかりしているため、あまりに大きなボリュームを追加すると太ったという印象を与えかねません。

横に広げるよりも前への高さを意識し、立体感を強調するスタイルがマッチします。質感としても、柔らかすぎずハリのある仕上がりを目指すと、全身の雰囲気と調和します。

鎖骨周りには元々肉付きが良い傾向にあるため、上部を盛りすぎないよう注意が必要です。バージスライン(胸の下の境界線)をはっきりさせることで、メリハリのある美しいバストラインが完成します。

こうした配慮がストレートタイプ特有の健康的な美しさをさらに引き立てます。筋肉のラインを損なわないよう、インプラントの配置にも細心の注意を払いましょう。

骨格ウェーブの方のボリュームアップ戦略

骨格ウェーブの方は上半身が薄く、重心が低い位置にあるため、デコルテ付近が寂しく見えやすいという悩みを持つ方が多いです。骨が細く、肌質が柔らかいため、バストのボリュームを出すことで全身の華奢さが強調されます。

非常にエレガントな印象になるため、デコルテ部分に緩やかなボリュームを持たせることが重要です。サイズを欲張っても、骨格自体が細いため不自然になりにくいのがメリットと言えます。

しかし皮下脂肪が少ない場合はインプラントの縁が見えやすいという懸念もあります。脂肪注入を併用するなどして、デコルテからバストへの移行部を滑らかに整える手法が有効です。

柔らかい質感を維持しつつ、デコルテにふっくらとした丸みを加えることで、女性らしい柔らかさを演出できます。重心を少し上に引き上げる意識を持つと、全身のスタイルアップに繋がります。

骨格ナチュラルの方が目指すべきナチュラル美

骨格ナチュラルの方は、肩幅がしっかりしており、関節や骨のフレームが際立っているのが特徴です。全体的にスタイリッシュな印象を与えるため、バストにも作り物感のない、自然な揺れや形が求められます。

過度に丸みを強調しすぎると、骨格の力強さとバストの質感が喧嘩してしまいます。やや横幅のあるベースの広いデザインを選ぶと、肩幅とのバランスが取れ、全身が整って見えます。

少し下垂したような自然なティアドロップ型を意識することで、ヘルシーな美しさを演出できます。骨格のフレームに負けないボリュームを持たせつつ、質感の馴染みを最優先に考えます。

この選択が、カジュアルな服もモードな服も着こなせる理想的なボディラインを作ります。自分自身の持つ骨格の強さを、美しさの武器に変えていきましょう。

骨格タイプ別の身体的特徴

  • ストレートは上半身に厚みがあり筋肉質でハリのある質感
  • ウェーブは上半身が薄く骨が細くて全体的に柔らかい質感
  • ナチュラルは肩幅がしっかりし骨格のフレームが際立つ質感

体脂肪率と脂肪の厚みが与える仕上がりへの影響

豊胸手術の結果を左右するのは、インプラントの大きさだけではありません。それを覆う組織の厚みが触り心地や見た目の自然さを決定するため、体脂肪率の把握は重要です。

皮下脂肪の厚さとインプラントの隠蔽性

インプラントを挿入する場合、その上に十分な厚みの脂肪や筋肉がなければ、インプラントの輪郭が浮き出てしまう現象が起きやすくなります。これをリップリングと呼び、特にバストの上部や内側など脂肪が付きにくい部位で顕著です。

自分の皮下脂肪がどの程度あるかを事前に把握することは、サイズの上限を知る上で必要です。痩せ型の方はあまりに大きなサイズを選んでしまうと、皮膚が引き伸ばされてさらに薄くなります。

インプラントの質感が目立ちやすくなるため、控えめなサイズにするなどの判断が賢明です。あるいは、ご自身の脂肪を同時に注入してクッション層を作る手法を検討します。

このハイブリッドな手法が触れた時の柔らかさと見た目の自然さを両立させます。脂肪の厚みに合わせたサイズ設計が、将来的な満足度を大きく左右します。

BMI数値と推奨される手術方法の選択肢

BMIが低い、つまり非常にスレンダーな方は脂肪注入単体では十分なボリュームアップが難しい場合があります。一方で、BMIが高い方はドナーとなる脂肪が豊富にあるため、脂肪注入のみで自然なバストアップが可能です。

現在の体格がサイズ選びだけでなく、術式の選択にも深く関わっています。自分の体が現在どのような状態にあるか、そして将来的に体重変動の可能性があるかどうかも考慮に入れます。

大幅なダイエットを予定している場合、バストの脂肪も減ってしまうため、それを踏まえたサイズ設計が大切です。 現在のBMIを基準に、無理のない変化量を見定める必要があります。

健康的な体型を維持しながら、最も美しく見えるボリュームを探ることが大切です。医師とのカウンセリングでは、体重の増減傾向についても詳しく伝えておきましょう。

BMIとバスト形成の傾向

BMI範囲組織の厚み適したアプローチ
18.5未満非常に薄い小〜中サイズ+脂肪注入併用
18.5〜25標準的あらゆるサイズ、術式に対応
25以上厚みがある脂肪注入による自然な形成

乳腺の量とベース幅の計測

元々の乳腺の量も仕上がりのボリューム感に影響します。乳腺がある程度発達している方は、インプラントを挿入した際も乳腺が被さり、自然な柔らかさを保ちやすいです。

カウンセリングでは乳腺下、大胸筋下といった挿入層の決定とともに、乳房のベース幅を細かく計測します。バストのベース幅を超えたサイズのインプラントを選択すると、脇の方まで胸が広がってしまいます。

あるいは中央に寄りすぎて不自然な谷間ができたりするため、自身のベース幅に収まる範囲内で最大限のボリュームを探ります。この丁寧な計測が、美しい形状を維持するためのポイントとなります。

適切なベース幅を選ぶことで、バージスラインが美しく整い、安定した結果が得られます。数字上のcc数よりも、このベース幅の適合性を優先して考えましょう。

インプラントの容量と見た目のボリューム変化

100cc増やせば1カップ上がるという単純な計算は、必ずしもすべての方に当てはまりません。元々の胸の容積や皮膚の伸びやすさによって、同じ数値でも見た目の変化には個人差が生じます。

100ccから300ccまでのサイズ感の違い

一般的に、100cc程度の増加は少しふっくらしたかなという程度の変化で、ブラジャーのカップが変わらないこともあります。200ccを超えてくると明らかに見た目の変化を実感し、1.5〜2カップ程度のアップが見込めます。

300cc以上は非常に大きな変化となり、グラマラスな印象を強く与えます。しかし、体格が小さい方が300ccを入れるのと、大柄な方が300ccを入れるのでは、そのインパクトは全く異なります。

自分の胸郭の幅に対して、その容量がどのような比率を占めるのかを詳しく想定する必要があります。周囲にバレたくないのか、しっかり変化を出したいのかという希望に合わせた選択が重要です。

このシミュレーションを怠ると、術後にイメージと違ったという不満が生じる原因になります。容量の数値だけでなく、鏡に映るシルエットのボリューム感を重視してください。

プロジェクション(高さ)の選択による印象の違い

インプラントには同じ容量でも底面が広くて高さが低いものと、底面が狭くて高さがあるものが存在します。これをプロジェクションと呼び、前への突き出しを強調したいのかどうかで選ぶべきタイプが変わります。

胸板が薄い方が高いプロジェクションのものを選ぶと、急に胸が突き出したような不自然さが出ることがあります。逆に胸板が厚い方は、高さのあるものを選ばないと、ボリュームアップした実感が得にくい場合があります。

容量(cc)だけでなく、このプロファイルの選択が、プロポーションの完成度を左右します。横顔のシルエットを美しく整えるために、自分に合った高さを慎重に見極めましょう。

底面の広さはバストの寄り具合にも関係するため、谷間の作り方にも影響を与えます。多角的な視点から、最適な立体構造を医師と共に設計していく作業が大切です。

インプラント容量と期待できる変化

容量目安外見の変化適した希望
150cc前後控えめな補正左右差の改善、自然な修正
200cc〜250ccはっきりした変化1.5〜2カップアップ希望
300cc以上劇的な変化明確なボリューム重視

皮膚の進展性と限界サイズの把握

バストの皮膚がどれくらい伸びるかも、サイズ選びの物理的な限界を決めます。出産や授乳経験がある方は皮膚が伸びやすいため、比較的大きなサイズでも受け入れ可能です。

未経験で皮膚に余裕がない方が無理に大きなサイズを入れると、強い圧迫感や痛みを伴うことがあります。皮膚がパンパンに張った状態は、見た目にも硬そうで不自然に見えるものです。

医師はピンチテストなどで進展性を確認し、安全かつ美しく収まるサイズを提案します。この限界を知ることで、術後のトラブルを防ぎ、長く愛せるバストを手に入れることができます。

自分の皮膚が持つポテンシャルを正しく評価し、その範囲内で最大限の美しさを引き出しましょう。時間をかけて少しずつサイズアップするという選択肢も、安全性を高めるためには有効です。

胸郭の形状に合わせた立体的なデザイン設計

胸の土台となる肋骨や胸骨の形、いわゆる胸郭の形状は人それぞれ異なります。これらを考慮せずにサイズを選んでしまうと、左右のバストが離れてしまったり、不自然に寄ってしまったりする原因になります。

鳩胸と漏斗胸それぞれのサイズ調整

鳩胸の方は元々中央が高い位置にあるため、インプラントを入れると外側に流れやすい傾向があります。この場合、内側に寄せやすい形状のインプラントを選んだり、サイズを控えめにしたりすることで上品な谷間を作ることが可能です。

一方、中央が凹んでいる漏斗胸気味の方はバストが内側に寄りやすい反面、谷間の深さが出にくいという特徴があります。高さのあるインプラントを使用することで、凹みをカバーしつつ立体的なフロントラインを構築します。

土台の歪みを計算に入れたサイズ選びが、左右対称の美しい胸への近道となります。自分自身の肋骨のカーブを鏡でよく観察し、どのような癖があるかを把握しておきましょう。

この把握が、期待通りの谷間を作るための重要な情報となります。胸郭の個性を無視した画一的な手術では、オーダーメイドの美しさは手に入りません。

バージスラインの固定とアンダーの安定

美しいバストの条件として、胸の下のラインがくっきりしていることが挙げられます。サイズを大きくしすぎると重みでこのラインが下がってしまい、胴長に見えてしまうリスクがあります。

身長とのバランスを考え、バージスラインの位置をどこに設定するかが脚長効果を含めた全身のバランスを決定します。

適切なサイズであれば、バージスラインはしっかりと維持され、重力に負けない若々しい形を保てます。

アンダーバストのラインが定まっていることは、ブラジャーの適合性や、水着を着た時の安心感にも繋がります。重すぎるインプラントは長期的にラインを崩す原因になるため、注意が必要です。

適切な重さとサイズのバランスを守ることが、10年後も20年後も美しいシルエットを保つ秘訣です。支える組織の強度に見合った、賢いサイズ選びを心がけましょう。

胸郭の形状に合わせた留意点

  • 鳩胸は外側への広がりを抑え内側のボリュームを細かく調整する必要がある
  • 漏斗胸は中央の凹みを補い高さを出すデザインを優先して選択する
  • 平胸はベースの広さを確保し全体的な厚みを付与することで立体感を出す

肩幅との調和による小顔効果

意外かもしれませんが、バストのサイズ選びは顔の大きさの印象にも影響を与えます。肩幅に対して適切なボリュームのバストがあることで視線が分散され、相対的に顔が小さく見える効果が期待できます。

肩幅が広い方が小さすぎるサイズを選ぶと、肩の逞しさが強調されてしまいます。逆に肩幅が狭い方が大きすぎるサイズを選ぶと、上半身がアンバランスに肥大して見えます。

肩のラインからバスト、ウエストへと続く曲線が滑らかに繋がるサイズを見極めることが重要です。全身のトータルバランスを整える視点を持つことで、顔立ちまで引き立つ美しさが手に入ります。

こうした視覚的なトリックを活かすことも、サイズ選びの醍醐味と言えます。ただ胸を大きくするのではなく、自分を最も輝かせるプロポーションを探求しましょう。

ライフスタイルと長期的な満足度の両立

手術直後の見た目だけでなく、数年、数十年後の生活を想像してサイズを選ぶことも忘れてはいけません。日常のあらゆる場面でストレスを感じないサイズこそが、本当の意味での適正と言えます。

運動習慣と重量による身体的負担

日常的にスポーツをする方や、活発に動く仕事をしている方にとって、バストの重さは大きな問題となります。

あまりに大きなインプラントは、走る時の揺れや重みで周囲の組織に負担をかけ、将来的な下垂を早める原因になりかねません。

また、慢性的な肩こりや腰痛が悪化するケースも考えられます。アクティブな生活を送る場合は、動きを妨げない範囲でのボリュームアップが推奨されます。

軽量なインプラントを選択する、あるいは自身の活動量を考慮してワンサイズ下げるなどの判断が、長期間の快適な生活を支えます。運動時のクッション性を高めるために、脂肪注入との併用も有効な手段となります。

自身の身体能力に見合ったボリュームを選ぶことが、健康と美しさを両立させるポイントです。生涯アクティブでいたいなら、機能性を重視したサイズ設定を優先しましょう。

ファッションの好みと見せたい印象の合致

普段どのような服を着るのかも、サイズ選びの重要な指針です。タイトな服で曲線を強調したいのか、それともオーバーサイズの服をスタイリッシュに着こなしたいのか。

バストが大きくなることで、今まで似合っていた服が似合わなくなる可能性も考慮すべきです。例えば、モード系のファッションを好む方は、バストが大きすぎると服のラインが崩れてしまうことがあります。

フェミニンなスタイルを好む方は、胸元が開いた服を綺麗に着こなすために、デコルテのボリュームを重視するでしょう。クローゼットの中身を思い浮かべながら、理想の姿を形にしていく作業が大切です。

服を着た時の完成度こそが、周囲からの評価に直結します。自分をどのようなカテゴリーの女性として見せたいのか、そのブランディングに合わせてサイズを決めましょう。

生活環境に応じたサイズの方向性

ライフスタイル重視すべき点推奨される傾向
スポーツ・活動的軽量感、安定性控えめ〜標準サイズ
ビジネス・フォーマル服のシルエット、品格骨格に馴染む自然なサイズ
モデル・華やかな職業写真映え、曲線美存在感のあるグラマラスサイズ

加齢に伴う体型変化のシミュレーション

人間の体は、加齢とともに変化します。脂肪の付き方が変わり、皮膚も柔らかくなっていくため、長期的な視点を持つことは豊胸手術において非常に賢明な態度です。

20代でちょうど良いと感じたサイズが、50代になった時に重荷に感じたり、周囲との違和感を生んだりすることもあります。

将来的に少し痩せたり、逆にふっくらしたりした時でも、不自然さが目立たないような余裕を持ったサイズ選びをおすすめします。

欲張りすぎず、自分の骨格が持つ美しさを引き立てる程度のボリュームに留めておくことが、一生涯付き合っていけるバストを手に入れるための智慧です。メンテナンスのしやすさも考慮し、無理のない設計を心がけましょう。

この慎重な姿勢が、10年後の自分からの感謝に繋がります。今の流行に流されず、普遍的な美しさを追求する選択こそが真の成功と言えるでしょう。

よくある質問

カウンセリングで希望のサイズをうまく伝えるコツはありますか?

言葉だけで〇カップになりたいと伝えるよりも、理想とするスタイルの写真を持参することをおすすめします。

その際、自分と似た身長や体型の人の写真を選ぶと、医師とのイメージ共有がより正確になります。

また、普段よく着る洋服や、その服を着た時にどのようなシルエットになりたいかを具体的に話すことで、プロの視点から骨格に合った提案を受けやすくなります。

左右の胸の大きさが違う場合、サイズ選びはどうすればよいでしょうか?

多くの方が多少の左右差を持っています。豊胸手術はこの左右差を整える絶好の機会であり、左右で異なるサイズのインプラントを挿入したり、脂肪注入の量を調整したりすることで、対称性を高めることが可能です。

サイズ選びの段階で、どちらの胸に合わせるのか、あるいは両方を底上げしつつ差を埋めるのかを詳細に検討します。骨格の歪みが原因で左右差に見えることもあるため、専門的な診断が大切です。

手術後にやっぱりもっと大きくすればよかったと後悔することは多いですか?

術後、腫れが引いて見慣れてくると、もっと大きくてもよかったと感じる方は一定数いらっしゃいます。

これを防ぐためには、術前のシミュレーションで希望よりも少し大きめのサイズを試着してみるなどの工夫が有効です。

ただし、無理なサイズアップは身体的なリスクを伴うため、ご自身の皮膚の限界や生活への影響を医師と十分に相談し、納得した上で最終決定を下すことが、長期的な満足に繋がります。

痩せ型で胸板が薄いのですが、不自然な形にならないサイズはありますか?

痩せ型の方はインプラントの縁が浮き出やすいため、サイズ選びには慎重さが必要です。あまり欲張らず、胸郭の幅に収まるベースの狭いものや、高さが控えめなものを選ぶと自然に見えます。

また、インプラントを大胸筋の下に挿入する術式や、脂肪注入を組み合わせるハイブリッド豊胸を選択することで、痩せ型特有の不自然さを解消できます。

骨格ウェーブのような繊細な体型を活かした、上品なボリュームアップを目指すと良いでしょう。

バストの重さで肩こりがひどくなることはありますか?

自身の体格に対して過度な重量のインプラントを入れた場合、肩こりや首の疲れを感じる可能性はあります。特に身長が低く、骨格が細い方が大きなサイズを選んだ場合に顕著です。

最近では、従来のインプラントよりも軽量化された素材も選択できるようになっています。

健康的な生活を維持するためには見た目の美しさだけでなく、自分の筋力や骨格が支えられる重さの限界を考慮してサイズを決定することが重要です。

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この記事を書いた人

Dr.本田マイケル 武史のアバター Dr.本田マイケル 武史 MYCLI 統括院長 / 医療法人史真会 理事長

【プロフィール】 1984年アメリカ・メリーランド州生まれ、島根県育ち。 大阪医科大学医学部卒業後、がん研有明病院形成外科にて、日本一の手術件数を誇る乳房再建など数多くの高難度手術に従事。その後、聖路加国際病院形成外科を経て、より自然で美しい仕上がりを追求するため美容外科領域へ。 大手クリニックにて脂肪吸引・注入技術の指導的役割を担った後、「一人ひとりのゲストにもっと寄り添った施術」を理念に掲げ、2022年にMYCLIを開院。 形成外科専門医としての解剖学的知識と繊細な技術をベースに、特に「自然な仕上がり」にこだわった脂肪豊胸やボディデザインを得意とする。現在は聖路加国際病院形成外科の非常勤も兼務し、臨床・学術の両面で活動を続けている。

【所属・資格】 日本形成外科学会 / 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会 Vaser Lipo 脂肪吸引認定医 / MIA認定医

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