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コラム

2023.12.25

シリコンバック豊胸後は授乳できる?豊胸手術の授乳への3つの影響を解説!

「シリコンバック豊胸に興味があるけど、将来の授乳は大丈夫か不安・・・」

「豊胸すると授乳できないって本当・・・?」

こんな悩みを持つ皆様に向けた記事です。

シリコンバック豊胸に興味がある方は将来授乳できないかもしれないと聞くと不安で尻込みしてしまうと思います。

シリコンバック豊胸後であっても授乳は可能です。しかし、豊胸方法によっては豊胸後の授乳は注意が必要です。

本記事ではシリコンバック豊胸後に授乳は可能か、シリコンバック豊胸が授乳に与える3つの影響、そしてシリコンバック豊胸と授乳のタイミングについて解説します。

シリコンバック豊胸後に授乳は可能?

シリコンバック豊胸後も授乳することができます。

なぜなら、シリコンバック豊胸では授乳に関与する組織へのダメージはほとんどないからです。

母乳は乳腺組織で作られ、乳管を通じて乳頭から分泌されます。

シリコンバック豊胸の代表的な方法として乳腺の下にシリコンバックを挿入する乳腺下法、大胸筋の下にシリコンバックを挿入する大胸筋下法があります。

シリコンバック豊胸では母乳を生成する乳腺組織、母乳の通り道である乳管、そして母乳が分泌される乳頭のいずれも操作することは基本的にありません。

豊胸手術の中には授乳に影響がある豊胸方法もあります。

ヒアルロン酸豊胸、アクアフィリング豊胸などは施術後授乳ができない可能性があります。

なぜなら、ヒアルロン酸豊胸やアクアフィリング豊胸後は注入剤が母乳の通り道である乳管閉塞を引き起こす恐れがあるからです。

ヒアルロン酸豊胸やアクアフィリング豊胸後は基本的に授乳できず、授乳する場合には抜去する必要があると考えておく方が無難です。

 出典:Jung et al, Aesthetic Plastic Surgery, 2018

シリコンバック豊胸が授乳に与える3つの影響

シリコンバック豊胸は授乳に全く影響がないわけではありません。

シリコンバック豊胸が授乳に与える影響についてしっかりと理解した上で納得して施術を検討することが大切です。

シリコンバック豊胸が授乳に与える3つの影響について以下で深掘りします。

影響1:シリコンバック豊胸直後は授乳を避けるべきある

シリコンバック豊胸が授乳に与える1つ目の影響は、シリコンバック豊胸直後は授乳を避けるべきであることです。

なぜなら、豊胸直後の授乳は感染を惹起する可能性があるからです。

豊胸手術後数週間は創部や操作した部位が感染しやすい時期です。

シリコンバックなどの人工物を用いた豊胸手術は感染が人工物に波及する場合があり、特に注意が必要です。

授乳を行うと口腔内の菌が逆行性に乳管や乳腺に入ることで感染の原因となる可能性があります。

豊胸手術後、少なくとも1ヶ月は授乳を避ける方が無難でしょう。

影響2:お胸の見た目が変化する可能性がある

シリコンバック豊胸が授乳に与える2つ目の影響は、お胸の見た目が変化する可能性があることです。

なぜなら、授乳期や授乳後はお胸のボリュームや見え方が変化するからです。

授乳期は乳腺内に母乳が貯留することにより乳腺のボリュームが増えます。また、授乳後には乳腺がボリュームダウンしお胸の見た目が変化する可能性があります。

授乳前に豊胸を行い満足行く見た目であったとしても、授乳前後でお胸の印象が変わる可能性があることを念頭に置く必要があります。

影響3:乳腺炎になった場合に感染が波及する可能性がある

シリコンバック豊胸が授乳に与える3つ目の影響は、乳腺炎になった場合に波及する可能性があることです。

なぜなら、人工物であるシリコンバックは感染との相性が悪いからです。

授乳期は母乳のうっ滞や人の口腔内菌によって乳腺炎を起こす可能性があります。乳腺炎の頻度は文献によって様々報告されていますが、授乳している方の2-20%程度の頻度と報告されています。

乳腺炎は重症度によりますが、抗菌薬の内服などで改善することが多いです。

しかし、シリコンバック豊胸後の方は人工物であるシリコンバックに感染が波及する恐れがあります。

シリコンバックに感染が波及した場合は感染が長引く可能性、そして最悪の場合はシリコンバックを抜去する必要がある場合があります。

シリコンバック豊胸後も日常生活に関する相談、そして万が一感染を生じた際の対応などアフターフォローがしっかりしている施設で施術をすることがとても大切です。

出典:Jonsson et al, Ann Chir Gynaecol Suppl 1994

【まとめ】シリコンバック豊胸と授乳の関係・タイミングについて理解しましょう

シリコンバック豊胸後も授乳することは可能です。

しかし、シリコンバック豊胸後少なくとも1ヶ月は授乳まで期間を空ける必要があり、期間を考慮する必要があります。

また、授乳前後のお胸の見た目の変化、そして感染のリスクについて理解し、施術後のアフターフォローが充実している施設を選ぶことが大切です。

出産や授乳などの予定に目途がついている方は、授乳が全て終わった後に豊胸を行うことも1つの選択肢になります。

出産や授乳について、施術前のカウンセリングで施術者としっかり相談するようにしましょう。

当院は出産、授乳を今後控えている方の豊胸の相談もお受けしています。当院は24時間LINEでの相談が可能など、アフターフォローにも力をいれています。

豊胸を検討している方は安心してご相談下さい。

MYCLIマイクリ

脂肪吸引・豊胸・エイジングケア専門クリニック

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