2024.09.27
豊胸後の発熱って大丈夫?タイミング別に原因と対応を解説!
「豊胸後に熱がでたけど、放っておいて大丈夫・・・?」
「豊胸後の発熱の原因ってなに・・・?」
こんな悩みを持つ皆様に向けた記事です。
豊胸後に熱がでると本当に大丈夫か、病院に行くべきか心配になりますよね。
結論、豊胸直後〜3日程度の施術後間もない時期の発熱は基本的に大きな問題ではないことがほとんどです。
本記事では豊胸後の発熱についてタイミング別に原因と対応を解説します。
目次
豊胸直後(直後~3日程度)の発熱の原因と対応
豊胸直後〜3日程度の期間の発熱は反応性の発熱であることがほとんどです。
反応性の発熱とは豊胸手術という侵襲に対して体が反応し、熱がでることです。37度〜38度前半の発熱が生じることが多いです。
反応性の発熱は豊胸手術に対する体の正常な反応であり過度に心配する必要はないでしょう。特別な処置や治療が必要になることはほとんどありません。
体熱感がつらく感じる時は解熱剤を使用すると良いでしょう。解熱剤の使用については施術前や施術後に医師から指示をもらっておく必要があります。
豊胸直後(直後〜3日程度)の発熱は過度に心配せず、まずは様子を見るのが良いでしょう。もちろん、数日改善しない場合には医師へ相談しましょう。
豊胸後1週間以降の発熱の原因と対応
反応性の発熱と異なり注意が必要なのが、豊胸後1週間程度経過した以降の発熱です。
なぜなら、原因によっては早急な治療が必要になる場合があるからです。
豊胸後1週間以降の発熱の原因は大きく分けると以下の2つです。
- 創部の感染
- 豊胸とは関係ない原因の発熱
豊胸後1週間以降の発熱の原因と対策についてそれぞれ以下で深掘りします。
創部の感染
豊胸後1週間以降の発熱の1つ目の原因は創部の感染です。
創部感染は豊胸後の代表的かつ最も注意が必要な合併症の1つです。
創部の感染では、発熱だけでなく、施術を行ったお胸が赤くなる、腫れる、熱感がでる、そして痛みがでるなどの症状を呈する可能性があります。
創部の感染に対しての治療は抗菌薬による治療が一般的です。しかし、感染が強い場合、抗菌薬を使用しても症状が改善しない・増悪する場合には手術による治療が必要になります。
感染が長期化・重症化する場合には挿入したシリコンバックを抜去する必要がある場合も。
シリコンバック豊胸後の感染症の頻度は約0.4%程度と報告されています。心配しすぎる必要はないでしょう。
手術後1週間程度経過し発熱や創部付近の違和感がある場合は早めに医師に相談するようにしましょう。
出典:Mesa et al, Plast Reconstr Surg Glob Open, 2021
豊胸とは関係ない発熱
豊胸後1週間以降の発熱の2つ目の原因は豊胸とは関係ない発熱です。
豊胸後1週間以降に発熱があり、創部やお胸に全く症状がない場合、豊胸とは全く関係ない原因の可能性があります。
例えば、風邪、腸炎、虫垂炎、胆嚢炎、そして肺炎などです。
豊胸後の豊胸と全く関係ない原因による発熱は原因の特定が遅くなることがあり注意が必要です。
豊胸後1週間以降の発熱は、豊胸のせいだと決めつけることなく、体の他の不調についてもしっかりと医師に伝えるようにしましょう。
【まとめ】豊胸後、数日経ってからの発熱は注意が必要です
本記事では豊胸後の発熱の原因と対策について、発熱のタイミング別に解説しました。
豊胸直後〜3日程度の期間における発熱は反応性の発熱であることがほとんどで過度な心配は必要ありません。
豊胸後1週間以降の発熱の原因として考えられるのは以下の2つです。
- 創部の感染
- 豊胸とは関係ない原因の発熱
創部感染は最悪の場合、豊胸で使用したシリコンバックの抜去が必要になる場合があり、特に注意が必要です。
当院は施術前のカウンセリング、そして施術後のアフターフォローも充実しており、安心して施術に臨むことが出来ます。
豊胸を検討している方は安心してご相談下さい。
監修者
- 日本形成外科学会
- 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会所属
本田マイケル武史(本田武史)
乳がん術後の乳房再建を年間100件以上執刀してきた形成外科医。 その傍ら美容外科医として幅広い技術を習得し専門医取得要件を満たしたことを機に美容1本に絞る。自然な仕上がりでより満足度の高い施術を極めるため理論・技術を徹底的に学び沢山のゲストの要望に応え、より一人一人に寄り添った施術を行いたいという気持ちからMYCLIを開院。 開院後1年で豊胸術件数において個人院国内トップクラスに。 技術だけではなく、カウンセリングからアフターケアまでゲストに寄り添う姿勢が評判をよび数カ月先まで予約殺到。信頼できる上、気さくで物腰柔らかい人柄によりリピーターのゲストも後を絶たない。