2025.10.31
自分は貧乳?胸が小さい原因とバストアップの正しい方法を解説!
「私って貧乳なのかな・・・?」
「胸が小さいのが気になる、どうにかならないかな・・・?」
こんな悩みを持つ方に向けた記事です。
胸の大きさは遺伝だけではなく、ホルモンバランスや生活習慣など複数の要素が関連している可能性があります。
バストアップに健康食品やサプリメントはほとんどエビデンスがありません。
身体の状態を正しく理解し、適切な方法を選べば、見た目のラインを美しく整えることは可能です。
本記事では、胸が小さい方の特徴、理由、そしてバストアップに対して今日から取り組める方法から医学的な方法までを解説します。
目次
貧乳とは?胸が小さい人の特徴と基準
「自分は貧乳なのかも…」と思っても、どこからが“貧乳”なのか医学的な明確基準はありません。
一般にはトップバストとアンダーバストの差が10cm未満(Aカップ以下)を指すことが多いものの、これはあくまで目安です。
骨格や胸郭の形、姿勢によって同じカップでも見え方は異なるでしょう。
大切なのは数字だけでなく、体全体とのバランスとラインの美しさです。
MYCLI(マイクリ)では、胸の大きさだけではなく、皆様の体型や生き方などを含めたその方だけの自然な美しさを追求しています。
貧乳かも…胸が小さく見える5つの原因
貧乳かも…と悩む方にはいくつかの理由が考えられます。
胸が小さく見える主な理由は以下の5つです。
- 遺伝子が影響している
- 無理なダイエットで痩せすぎている
- ホルモンバランスが乱れている
- 姿勢が悪い
- 下着のサイズや着用方法を間違えている
以下で1つずつ深掘りします。
遺伝子が影響している
貧乳ではないかと悩む方の1つ目の理由は遺伝子の影響です。
生まれつきの遺伝子の違いによって、胸のボリュームに個人差が出る可能性があります。
東京大学らの研究グループは、胸が大きくなりやすい人と小さくなりやすい人とで、遺伝型の組み合わせが異なることを報告しています。
関連候補としては、第6染色体の「CCDC170」、第8染色体の「KCNU1/ZNF703」などの領域が挙げられます。
もっとも、胸の大きさを左右する要因のうち遺伝の寄与はおおよそ3割とされ、残りは後天的要素(体脂肪率、姿勢、下着のフィット、生活習慣など)が担います。
貧乳の傾向が遺伝で説明できる面はあっても、すべてが遺伝で決まるわけではありません。
出典:Hirata et al, Scientific Reports, 2018
無理なダイエットで痩せすぎている
貧乳ではないかと悩む方の2つ目の理由は無理なダイエットで瘦せすぎていることです。
乳房は乳腺に加えて脂肪組織の割合が大きいため、急激に体重を落とすと体重と同時に胸の脂肪が減少し、ボリュームダウンが目立ちやすくなります。
結果として「体重は落ちたけど胸のボリュームが特に落ちてしまった」という状態になることも。
さらに、思春期〜若年期の無理なダイエットはホルモンバランスの乱れに繋がる可能性があり注意が必要です。
出典:Frisch et al, Hum Reprod, 1987
ホルモンバランスが乱れている
貧乳ではないかと悩む方の3つ目の理由はホルモンバランスが乱れていることです。
乳房の見た目を左右する大きな要素のひとつが乳腺の量です。
乳腺の発達や維持には女性ホルモン(主にエストロゲンとプロゲステロン)が大きく関与します。
特に思春期は乳腺の基盤がつくられる大切な時期で、この時期にホルモン分泌のリズムが整っているかどうかは、その後の見た目のボリューム感に影響する可能性があります。
不規則な生活や慢性的なストレス、睡眠不足、さらに極端な食事制限や急激な体重変動といった要因は、ホルモンバランスを乱しやすいことが知られており、注意が必要でしょう。
姿勢が悪い
貧乳ではないかと悩む方の4つ目の理由は姿勢が悪いことです。
猫背や巻き肩になると胸郭が閉じ、乳房が体の内側へ巻き込まれるため、実寸より小さく見えやすい状態になります。血行やリンパの流れも滞りやすく、ハリ感が落ちることも。
同じ体型でも、背筋が自然に伸びて胸郭が開いている人はふっくら見え、猫背の人は“胸がない”印象になりやすいです。つまり、胸の見え方は姿勢だけでも変わります。
下着のサイズや着用方法を間違えている
貧乳ではないかと悩む方の5つ目の理由は下着のサイズや着用方法を間違えていることです。
下着のサイズや着用方法が合っていないと、胸を十分に支えられず、脂肪が脇・背中側へ逃げて見た目のボリューム感が落ちることがあります。結果として、実寸より貧乳に見えやすい状態に。
フィッティングや正しい着け方の見直しだけで、胸の位置や輪郭が整い、ふくらみの印象が改善することも少なくありません。
自分の体に合うサイズの下着を正しく着用すると、胸が小さく見えてしまう可能性が下がるでしょう。
貧乳かも…と悩む方が今日から取り組めるバストアップ方法4選
貧乳かも…と悩む方の代表的な原因を5つ紹介しました。
貧乳かも…と悩む方はどのようにバストアップすることが有効か気になるかと思います。
今日から取り組めるバストアップ方法は以下の4つです。
- 生活習慣を整える
- 姿勢の改善と筋力アップをする
- 下着のサイズ・つけ方を見直す
- 豊胸を検討する
1つずつ以下で深掘りします。
生活習慣を整える
貧乳に悩む方が今日から取り組めるバストアップ方法の1つ目が生活習慣を整えることです。
栄養と睡眠が安定するとホルモンバランスが整い、貧乳に見えやすいコンディションの改善につながります。
食事は青魚・鶏むね・卵・大豆製品などから良質なタンパク質を毎食確保し、アボカドやオリーブオイル、ナッツ類に代表される良質な脂質を適量取り入れるような習慣が良いでしょう。
タンパク質は乳腺や乳腺周囲における組織の材料、脂質はふくらみを支える層の基盤になります。
睡眠では、就寝・起床時刻をできるだけ固定し、入眠90分前に入浴することで体内時計を整えることも有効な可能性があります。
現実的にカップ数が大きく増えるわけではありませんが、ハリ感と見え方の底上げが期待できます。
食事を改善する取り組み
| 取り組み | ねらい | コツ | 食品例 |
| 十分なエネルギー摂取 | 低エネルギーで起こり得る視床下部性無月経(FHA)を予防し、ホルモン環境を守る | 急な体重減少を避け、活動量に見合う総エネルギーを確保 | 主食を抜かない、乳製品やナッツで間食を補う |
| たんぱく質の十分摂取 | 乳腺や支持組織づくりの材料を確保 | 体重×1.0〜1.2g/日を3食に分ける | 青魚、鶏むね・卵、大豆製品、発酵乳 |
| 良質な脂質(不飽和中心) | 脂肪層の基盤とホルモン前駆体を食事から確保 | 揚げ物を減らし、良質な脂質を少量ずつ継続 | オリーブ油、ナッツ、アボカド |
出典:
Areta et al, Eur J Appl Physiol, 2021
睡眠を改善する取り組み
| 取り組み | ねらい | コツ |
| 就寝・起床時刻の固定 | 概日リズムの安定→ホルモンバランスの安定 | 毎日±30分以内で固定 |
| 就寝90〜120分前の入浴 | 深部体温の下降を利用し入眠・睡眠効率を改善 | 40℃前後×10分、シャワーのみより浴槽が望ましい |
| カフェインの時間管理 | 入眠遅延・浅睡眠の回避 | 目安:就寝6時間前以降は避ける |
| 就寝前の飲酒回避 | REM低下など睡眠構造の乱れを防ぐ | “寝酒”はしない(少量でも悪化し得る) |
出典:
Haghayegh et al, Sleep Med Rev, 2019
Drake et al, J Clin Sleep Med, 2013
Thakkar et al, Sleep Med Rev, 2015
姿勢の改善と筋力アップをする
貧乳に悩む方が今日から取り組めるバストアップ方法の2つ目が姿勢の改善と筋力アップです。
猫背や巻き肩は胸郭を閉じ、実寸よりも胸が小さく貧乳に見える原因になります。
背筋を自然に伸ばし、胸椎や肩甲骨が動く状態に整えると、トップ位置が上がり、前方へのふくらみが出た印象になりやすくなります。
週2〜3回、膝つき腕立てなどの軽い大胸筋トレーニングで、バストラインの底上げが期待できます。
あまり筋力アップをしすぎるとシルエットが男性的になることもあり注意が必要です。
このアプローチ自体が1カップ以上の直接的サイズアップを保証するものではない点も理解しておきましょう。
下着のサイズ・つけ方を見直す
貧乳に悩む方が今日から取り組めるバストアップ方法の3つ目が下着のサイズ・つけ方を見直すことです。
サイズが合っていない下着選びや誤った着用方法は、胸を十分に支えられず、脂肪が脇や背中へ流れて平面的に見える要因になります。
専門店で再採寸し、脇側の組織をカップ内に収める、ストラップ長とアンダーを適正化するなど基本を整えるだけで、位置と形が整い、見た目のボリュームは改善しやすくなります。
ただし、下着の見直しは見え方の改善策であり、実サイズを大幅に増やす方法ではないことを押さえておきましょう。
豊胸を検討する
貧乳に悩む方が今日から取り組めるバストアップ方法の4つ目が豊胸を検討することです。
貧乳ではないかと悩む方にとって、短期間ではっきりとしたサイズアップを目指すなら、医療による豊胸が現実的な選択肢になります。
生活習慣の見直しや姿勢の改善、下着の工夫は見え方を整える有効なサポートですが、短期間で大きなサイズ変化を実感するのは難しいのが現実です。
一方、豊胸手術は医学的に確立された方法であり、「一度で確実にサイズを上げたい」「貧乳なのかと悩む状態から抜け出したい」という方にとって有力な選択肢と言えます。
豊胸といっても手段は一つではありません。体型や胸郭の形、皮膚の伸展性、ダウンタイムの許容などにより適した方針は人それぞれです。
MYCLI(マイクリ)では、大きさだけではなく、一人一人の自然な美しさを追求し、最適な方法をご提案することを心がけています。
貧乳に悩む方が検討すべき3つの豊胸方法
貧乳を確実に改善し、見た目のボリュームをはっきり実感したい場合、最も現実的で再現性の高い選択肢が豊胸手術です。
貧乳に悩む方が検討すべき3つの豊胸方法は以下の3つです。
- シリコンバッグ豊胸
- 脂肪注入豊胸
- ハイブリッド豊胸
それぞれの特長や向いているケース、注意点を以下で詳しく解説します。
シリコンバッグ豊胸
貧乳に悩む方が検討すべき1つ目の豊胸方法はシリコンバッグ豊胸です。
シリコンバッグ豊胸はシリコンバッグを胸部に挿入してボリュームを作る方法です。
シリコンバッグ豊胸は最も歴史ある豊胸方法の1つです。一度で2カップ以上の明確なサイズアップを狙えるのが特長になります。
一方で、体型に合わない大きすぎるバッグを選んでしまうと見た目の違和感が生じる場合があることが弱みです。
切開部位は腋窩または乳房下縁から選択することが一般的。MYCLI(マイクリ)ではシリコンバッグ挿入時には豊胸専用器具ケラーファンネルを用いて創部を小さく保ちながら負担を抑え、傷跡が目立ちにくい設計を重視しています。
バッグの位置は乳腺下または大胸筋下を中心に、胸郭の幅・皮膚の伸展性・乳腺・皮下脂肪などを踏まえて個別に判断します。
またMYCLI(マイクリ)ではシリコンバッグ破損や被膜拘縮のリスク低減にも配慮しています。
手術時の微小損傷を抑えるケラーファンネルの使用に加え、被膜拘縮リスクの低いナノテクスチャー型インプラントのみを使用しています。
MYCLI(マイクリ)は一人一人に合った自然な美しさを目指して設計をご提案します。
脂肪注入豊胸
貧乳に悩む方が検討すべき2つ目の豊胸方法は脂肪注入豊胸です。
脂肪注入豊胸はお腹や太ももなどから脂肪を吸引し、それを胸に注入してボリュームアップする方法です。
脂肪注入豊胸は自分の脂肪を採取・精製して胸へ戻すため、触感がやわらかく、自然な仕上がりが期待できます。
MYCLI(マイクリ)では、脂肪の注入は、壊死、oil cyst(脂肪嚢胞)、石灰化などのリスクを抑えるために、Structural targetingといって様々な層に少しずつ脂肪を注入する手法を用いています。
必要に応じてエコーを併用し、乳腺内に入れない精密な層コントロールを徹底しています。
さらに、オーダーメイドの専用カニューレでデコルテや谷間、外側ラインの微調整まで丁寧に設計します。
MYCLI(マイクリ)の脂肪注入豊胸では、脂肪を採った部位も出来る限り美しく仕上げるよう細心の注意を払っています。
一度で得られる増量はおおむね1〜1.5カップが現実的で、大幅アップを希望する場合は段階的に複数回の注入が必要になります。
人工物を避けたい、できるだけ自然に”ボリュームを出したいといった方におすすめの方法と言えるでしょう。
出典:日本美容外科学会
ハイブリッド豊胸
貧乳に悩む方が検討すべき3つ目の豊胸方法はハイブリッド豊胸です。
ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグ豊胸と脂肪注入豊胸を同時に組み合わせて行う方法です。
ハイブリッド豊胸は、シリコンバッグでボリュームを確保しつつ、脂肪注入で輪郭をなじませるような方法です。
特に痩せ型で皮下脂肪や乳腺量が少ない方でも、一度で大きなボリュームアップと自然な質感の両立が狙いやすいのが特長です。
MYCLI(マイクリ)では、胸郭幅・皮膚の伸展性・乳腺や皮下脂肪の厚みを踏まえて、バッグの挿入層を個別に判断。
バッグの挿入時にはケラーファンネルを用いて組織ダメージと破損リスクを抑え、被膜拘縮リスクの低いマイクロテクスチャー型インプラントを選定するなど、長期の安定性と安全性にも配慮しています。
加えて脂肪注入を組み合わせ、デコルテや外側ライン、バッグの縁を丁寧にデザインすることで、見た目も触感も自然に近づけます。
一方で、二つの手技を同時に行うためダウンタイムは単独施術より重くなりやすく、費用も高めになる傾向に。
MYCLI(マイクリ)では、ダウンタイムのピークや復帰目安まで見越してスケジュールをご提案しています。
【まとめ】貧乳で悩む方は自分に合った方法で自然な美しさを
本記事では貧乳とは何か、貧乳で悩む人のための5つの理由、貧乳に悩む方が今日から取り組めるバストアップ方法4選、おすすめの3つの豊胸方法を解説しました。
貧乳かも…と悩む方の主な理由は以下の5つです。
- 遺伝子が影響している
- 無理なダイエットで痩せすぎている
- ホルモンバランスが乱れている
- 姿勢が悪い
- 下着のサイズや着用方法を間違えている
貧乳かも…と悩む方が今日から取り組めるバストアップ方法は以下の4つです。
- 生活習慣を整える
- 姿勢の改善と筋力アップをする
- 下着のサイズ・つけ方を見直す
- 豊胸を検討する
貧乳かも…と悩む方におすすめの豊胸手術は以下の3つです。
- シリコンバッグ豊胸
- 脂肪注入豊胸
- ハイブリッド豊胸
豊胸手術は医学的に確立されたバストアップを目指す最も確実な方法と言えます。
当院は2022年の開院以来、現在(2025年10月)までで約2000件の豊胸手術を担当して参りました。
当院では事前カウンセリング、アフターフォローに特に力をいれています。
事前カウンセリングではお客様一人一人の理想の姿をしっかりとお伺いし、理想に近づくための方法を一緒に考えていきます。
一人一人の骨格、体型、そして理想の姿に合わせて施術内容・施術方法をカスタマイズしてご提案致します。
無理に施術をおすすめしたりすることは絶対にありません。
豊胸を検討している方は安心してご相談ください。
監修者
- 日本形成外科学会
- 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会所属
本田マイケル武史(本田武史)
乳がん術後の乳房再建を年間100件以上執刀してきた形成外科医。 その傍ら美容外科医として幅広い技術を習得し専門医取得要件を満たしたことを機に美容1本に絞る。自然な仕上がりでより満足度の高い施術を極めるため理論・技術を徹底的に学び沢山のゲストの要望に応え、より一人一人に寄り添った施術を行いたいという気持ちからMYCLIを開院。 開院後1年で豊胸術件数において個人院国内トップクラスに。 技術だけではなく、カウンセリングからアフターケアまでゲストに寄り添う姿勢が評判をよび数カ月先まで予約殺到。信頼できる上、気さくで物腰柔らかい人柄によりリピーターのゲストも後を絶たない。












