2025.11.27
胸を大きくする方法は?セルフケアから豊胸手術まで徹底解説!
「胸が小さいけどなぜなんだろう・・・?」
「胸を大きくする方法ってある・・・?」
こんな悩みを持つ皆様に向けた記事です。
胸のサイズが小さいことで悩んでいる女性は少なくありません。
洋服選びが楽しくない、自分に自信が持てないなど、バストのことで不安やストレスを感じ、胸が大きくなる方法が気になっている方も多いです。
しかし、巷で言われているようなセルフケアのバストアップ方法はエビデンスが不十分であったり、期待できるバストアップ効果に限界があるのが現実です。
確実にバストアップを目指すなら豊胸手術が医学的に最も確立されているバストアップ方法になります。
本記事では、なかなか胸が大きくならない原因とその解決策、さらに医学的に確立されたバストアップ方法である豊胸手術、そして豊胸手術を検討する前に知っておくべき具体的なポイントについて詳しく解説します。
目次
胸が大きくなりにくい(大きく見えにくい)5つの原因
胸のボリュームが十分に出ない(見えにくい)背景には、ホルモンや生活習慣、姿勢などさまざまな要因が考えられます。
胸が大きくなりにくい(大きく見えにくい)主な原因は以下の5つです。
- ホルモンバランスが乱れている
- 生活習慣が乱れている
- 姿勢が悪い
- 下着のサイズ・着用方法が合っていない
- 無理なダイエットをしている
1つずつ以下で深掘りします。
ホルモンバランスが乱れている
胸が大きくなりにくい1つ目の原因は女性ホルモンの減少です。
胸の大きさは乳腺組織の発達と皮下脂肪量で決まります。乳腺の発達には女性ホルモン(主にエストロゲンやプロゲステロン)が大きく関わります。
特に思春期にはエストロゲンの分泌が乳腺を成長させる重要な時期です。不規則な生活習慣や慢性的なストレス、睡眠不足はホルモンの分泌を妨げ、乳腺の発育が十分でないまま成人期を迎える原因になることがあります。
大人になってからもホルモンバランスが乱れ続けると、胸がふくらみにくくなる可能性があります。
生活習慣が乱れている
胸が大きくなりにくい2つ目の原因は生活習慣の乱れです。
毎日の生活習慣はバストの健康にも影響します。栄養バランスの偏った食事では乳腺や胸を支える脂肪の発達が十分でなくなる可能性があります。
また、慢性的な睡眠不足や高いストレス、喫煙、過度なアルコール摂取なども女性ホルモンの働きを阻害し、胸のハリやボリューム低下につながります。
健康的な睡眠と適度な運動、ストレスケアを心がけることで、ホルモンバランスを整え胸の成長を助けることが期待できます。
しかし、成人してから生活習慣を整えることで大きなバストアップ効果を期待することは難しいのが現実でしょう。
姿勢の悪さ
胸が大きくなりにくい(見えにくい)3つ目の原因は姿勢の悪さです。
猫背や巻き肩など姿勢が悪い場合、実際の胸のサイズ以上に小さく見えてしまうことがあります。
同じ体型でも背筋を伸ばしている人の胸はふっくら見えますが、猫背の人は胸が小ぢんまりして見えます。
姿勢の悪さはお胸が大きく見えない一因と言えるでしょう。
合っていないブラジャーを着用している
胸が大きくなりにくい(見えにくい)4つ目の原因は合っていないブラジャーを着用することです。
サイズが合っていないブラジャーは胸を正しく支えられず、胸周りの脂肪が脇や背中に流れてしまいがちです。
そのため、見た目のボリュームがダウンして「胸が小さい」と感じる原因に。
フィッティング専門店などで自分に合ったブラサイズや着用方法を見直しただけで、胸の形や見た目が改善されることも少なくありません。
胸を根本的に大きくする方法ではありませんが、適切な下着で胸の支え方を変えることは「見せる胸」を大きく見せる簡単な工夫のひとつです。
無理なダイエットをしている
胸が大きくなりにくい5つ目の原因は無理なダイエットをしていることです。
胸は乳腺組織と同時に脂肪によっても大きさが決まります。極端な食事制限や急激な減量を行うと、胸の脂肪も減りやすくなります。
また、思春期に過度なダイエットをするとホルモンバランスにも悪影響が出ることが知られています。
実際、思春期のある体脂肪率(約17%と報告)を下回ると月経の開始が遅くなると報告されています。
思春期、成人後共に無理なダイエットは胸の発育不良の大きな原因の1つと言えるでしょう。
出典:Frisch et al, Hum Reprod, 1987
自分で胸を大きくする6つの方法(バストアップのためのセルフケア)
自分で胸を大きくするセルフケアには、以下の6つの方法があります。
- 大胸筋を鍛える筋トレ
- 姿勢を改善してバストの位置をキープ
- バストアップマッサージとクリームの活用
- 適切なブラジャーの活用
- 食事・睡眠など生活習慣の見直し
- バストアップサプリメントを使用する
以下で一つずつ深掘りします。
しかし、セルフケアでは1カップ以上のバストアップ効果は基本的には得られないことに注意が必要です。
大胸筋を鍛える筋トレでバストアップ
自分で胸を大きくする方法(バストアップのためのセルフケア)の1つ目は、大胸筋を鍛える筋トレです。
大胸筋はバストの直下に位置する大きな筋肉で、ここを鍛えると胸全体を支えて押し上げる土台になります。
トレーニングで大胸筋が発達すると胸郭前面が強化され、バストの位置が高く見えるようになります。
つまり、筋トレによってバスト自体の脂肪量は変わらなくても、バストの形が整ってふっくらと持ち上がった印象を与える効果が期待できます。
ただし、過度に鍛えすぎると胸の筋肉ばかり発達し、かえって男性的なシルエットになってしまうため注意が必要です。
- 腕立て伏せ(プッシュアップ):基本的な胸の筋トレです。両手を肩幅程度に開いて体を上下させ、大胸筋に効かせます。最初は膝を床につけておこなってもOK。慣れてきたら回数を増やしましょう。
- ダンベルプレス/ダンベルフライ:仰向けになってダンベルを持ち、胸の上で押し上げたり、両手を広げて胸を開く種目も効果的です(ベンチプレスも同様)。ダンベルがなければペットボトルなどで代用する方法もあります。
筋トレは胸の脂肪や乳腺そのものが増えるわけではなく、あくまで形や位置を整える効果であることを理解しておきましょう
姿勢を改善してバストの位置をキープ
自分で胸を大きくする方法(バストアップのためのセルフケア)の2つ目は、姿勢を改善してバストの位置をキープすることです。
猫背や巻き肩になると胸郭が閉じて胸が内側に巻き込まれ、実際より小さく見えてしまいます。
一方、背筋を伸ばし胸を開く姿勢にすると、同じ体型でもバストがふっくらと大きく見えることが知られています。姿勢を正すだけでもバストの見た目が変わります。
- 壁立ちチェック

壁にかかと・お尻・背中・頭をぴったりつけて立ち、壁との隙間がほとんどない状態を目指します。この姿勢を練習することで、自然と背筋が伸びる感覚が養われます。
- 胸を開くストレッチ

両手を後ろで組んで胸を張り、肩甲骨を寄せるように背中を伸ばします。椅子に座ったままでもできる簡単なストレッチで、猫背が改善しやすくなります。
- 肩甲骨スクイーズ

両肩を後ろに引いて数秒キープし、緩める動作を繰り返します。背中の筋肉が鍛えられ、肩が前に入り込む巻き肩の改善につながります。
正しい姿勢を意識することは一朝一夕では難しいですが、デスクワークやスマホ操作のたびに姿勢をチェックしたり、上記のエクササイズを取り入れたりすることで、徐々に猫背を矯正していきましょう。
姿勢が整うとバストラインが前方に出てくるため、胸が高い位置に見え、バストアップしたような印象を与えます。
姿勢の改善はあくまで見え方の変化であり、胸自体が大きくなる方法ではない点に注意しましょう。
バストアップマッサージとクリームの活用
自分で胸を大きくする方法(バストアップのためのセルフケア)の3つ目は、バストアップマッサージとクリームの活用です。
マッサージには血行促進やリンパの流れ改善などの効果があり、胸周りの筋肉や脂肪層を柔らかく整えることが期待されます。
オイルなどを使い、優しく円を描くように揉みほぐしましょう。外側から内側、下から上へとマッサージすることで、バスト全体にハリが生まれることが期待できます。
また、首や肩まわりをリラックスさせることで、猫背解消にもつながります。
- 基礎マッサージ:両手で胸全体を包み込み、中心に向かってやさしく円を描くように揉みます。脇の下から胸の中心まで、オイルを塗りながら数分行うと効果的です。
- 継続する習慣:マッサージは1日に5~10分程度、入浴中や就寝前の習慣にするとよいでしょう。継続することで肌のツヤやハリが出やすくなり、バストの印象アップにつながります。
専用のバストアップクリームを併用する方法もあります。
これらのクリームには植物エストロゲンやコラーゲン、ヒアルロン酸などを含むものが多く、肌に塗布することで保湿やハリアップを狙います。
バストのマッサージやバストアップクリームなどは肌のハリを整える効果は期待できるかもしれませんが、バスト自体が大きくなるエビデンスは基本的にありません。
過度な期待はせず、「肌の状態を整えハリを感じやすくする」程度に考えるとよいでしょう。
適切なブラジャーの活用
自分で胸を大きくする方法(バストアップのためのセルフケア)の4つ目は、適切なブラジャーの活用です。
サイズやデザインが合わないブラジャーは胸を十分に支えられず、脂肪が脇や背中に流れたり、胸が押しつぶされて平面的に見えたりする原因になります。
一方、正しいサイズのブラを正しく着けるだけで、バストの位置や輪郭が整い、ふくらみの印象が改善することも少なくありません。
ブラジャーは単に胸を大きくするのではなく、持ち上げて形を整えるサポーターとして重要な役割を果たします。
- サイズの確認:専門店でプロにフィッティングしてもらい、アンダーとトップのサイズを正確に測りましょう。サイズが合っていないと、肩や背中が痛くなったり、胸がうまく支えられなかったりします。
- バンドとストラップ:バンド(胴回り)は胸をしっかり支える役割があります。留め具は最もゆるめの位置から始め、徐々にきつめに調整しながら緩まないようにします。ストラップは太めでクッション性のあるものがおすすめ。長時間の着用でも肩に食い込みにくいデザインを選びましょう。
- 形状とデザイン:胸全体を包み込むカップ形状やワイヤーの広がり具合にも注目を。プッシュアップタイプや前中心にワイヤーのないノンワイヤーも試して、自分にとって自然に寄せ上げやすいものを選びます。
締め付けすぎずフィットしたブラを着けるだけでも、バストの見た目は大きく変わります。
たとえ実際のサイズが変わらなくても、よりボリュームのある見え方になるので、毎日の下着選びを工夫してみましょう。
ブラジャーの改善もバスト自体のボリュームアップをしているわけではない点に注意が必要です。
食事・睡眠など生活習慣の見直し
自分で胸を大きくする方法(バストアップのためのセルフケア)の5つ目は、食事・睡眠など生活習慣の見直しです。
栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠は、女性ホルモンの分泌を安定させ、身体の土台を整えてくれます。
特に胸には脂肪組織と乳腺組織がありますので、筋肉や皮膚の材料となる良質なたんぱく質をしっかり摂ることが大切です。
例えば、鶏むね肉、魚、卵、大豆製品などを毎食取り入れ、皮下脂肪のもとになる良質な脂質(ナッツ、アボカド、オリーブオイルなど)も適量摂取しましょう。
これらは胸にハリをもたらす栄養源となります。
- 十分なエネルギー摂取:急激なダイエットや過度の食事制限はホルモンバランスを崩し、バストダウンにつながることがあります。活動量に見合ったカロリーを確保し、栄養不足に注意しましょう。
- 良質なたんぱく質と脂質:胸の組織構築にはたんぱく質が不可欠です。魚・肉・大豆などから1日体重あたり1.0g前後のたんぱく質を摂り、ナッツやアボカドといった不飽和脂肪酸も適量取りましょう。
- 睡眠の質を高める:毎日同じ時間に寝起きし、就寝前にはスマホを控えるなどして体内時計を整えます。深い睡眠は成長ホルモンや女性ホルモンの分泌を促し、肌の生まれ変わりにも役立つと言われています。寝る直前に軽くストレッチやぬるめの入浴を取り入れると、質の良い睡眠につながります。
これらの習慣を整えることで、体全体のコンディションが良くなり、バストもふっくらと見えやすい状態になります。
もちろん急に胸が大きくなるわけではありませんが、土台となる身体の健康を高めることは、バストの印象の底上げに繋がります。
バスト自体の1カップ以上の直接的なボリュームアップに繋がる可能性は極めて低い点は心に留めておきましょう。
バストアップサプリメントを使用する
自分で胸を大きくする方法(バストアップのためのセルフケア)の6つ目は、バストアップサプリを使用することです。
市販されているバストアップサプリには、植物由来の女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)様成分を含むものがあります。
具体的にはプエラリア・ミリフィカ、大豆イソフラボン、チェストベリー(西洋ニンジンボク)などを含むサプリメントが代表的です。
これらの成分には女性ホルモンに似た作用があるとされ、胸の乳腺や脂肪組織に影響を与える可能性が取り沙汰されています
ただし、バストアップサプリメントに関しては科学的根拠が十分とは言えません。
実際にバストサイズを大きくする臨床試験はほとんど行われておらず、専門家の中にはこれらの製品について「有効性の証拠がなく、安全性にも懸念がある」と指摘する声もあります。
バストアップ目的にサプリメントを使用することは推奨できません。
使用する際は信頼できる成分が配合されているか確認し、体調に合わない場合は速やかに使用を中止してください。
出典:Coldham NG et al, Food and Chemical Toxicology, 2001
Berman et al, Obstet Gynecol, 2003
セルフケアには限界も…短期間ではっきり胸を大きくする方法は?
「まずは自分でできることを頑張りたい」
前向きな姿勢はとても大切です。一方で、セルフケアで得られる変化には生理学的な限界があるのも事実です。
セルフケアの限界を正しく把握しましょう。
セルフケアの限界は主に次の4つです。
- 増えるのは「見え方」であって実寸ではないことが多い
- 効果発現まで時間がかかり、個人差が大きい
- 外用クリームやサプリはエビデンスが限定的
- 目標が「2カップ以上・短期間」の場合は構造的に困難
具体的には・・・
姿勢改善や筋トレは“土台”を整えて大きく見せる効果はあるものの乳腺量や脂肪量そのものを増やす方法ではない
効果が出るまで時間がかかり個人差が大きい(数週間~数か月の継続が前提)
クリームやサプリはエビデンスが限定的で“ハリ・質感”の改善に留まりやすい、基本的には推奨できない
短期間で2カップ以上といった目標はセルフケア単独では構造的に難しい
しっかりと確実にバストアップしたいという方には医学的には確立されたバストアップ方法である豊胸手術が有効な選択肢となります。
胸を確実に大きくする代表的な豊胸手術5選(推奨、非推奨も解説)
セルフケアでできるバストアップ方法の効果は限定的なものがほとんどです。
確実にしっかりしたバストアップ効果を期待したい方には豊胸手術が医学的に確立されている手段として有効です。
豊胸手術には主に以下の5種類があります。
- シリコンバッグ豊胸
- 脂肪注入豊胸
- ハイブリッド豊胸
- ヒアルロン酸豊胸(非推奨)
- アクアフィリング豊胸(非推奨)
豊胸方法には明確に推奨するものと推奨しないものがあります。
1つずつ深掘りして解説します。
シリコンバッグ豊胸
代表的な豊胸手術1つ目はシリコンバッグ豊胸です。
最も歴史のある豊胸手術の1つで、2カップ以上のサイズアップも狙える方法です。
当院では最新の技術で安全性に配慮しつつ、腋窩(わき)や乳房下縁から小さな傷でシリコンバッグを挿入します。
シリコンバッグの挿入位置やサイズは患者様の胸の状態や皮膚の硬さに合わせて選択し、ただバストを大きくするだけはなく、その方にあった自然な美しさの仕上がりを目指します。
シリコンバッグには経年劣化があるものの、挿入時にはケラーファンネルという器具を用いて破損のリスクを最小限に抑えるよう心がけています。
シリコンバッグは問題がなければ適切な経過観察のもと長期留置が可能です。
シリコンバッグは一度に2カップ以上のバストアップを期待する方におすすめの施術です。
脂肪注入豊胸
代表的な豊胸手術2つ目は脂肪注入豊胸です。
自身の脂肪を胸に注入してボリュームアップさせる方法です。
脂肪注入豊胸メリットは自分の脂肪を用いるため柔らかく自然な触り心地に仕上がる点です。また、傷跡もほとんど目立ちません。
MYCLI(マイクリ)ではStructural targeting(採取した脂肪を細かく様々な層に注入する)と呼ばれる手法を用いて、出来るだけ高い定着率を目指しています(定着率は一般に50%程度と言われています)。
注入の際には専用のオーダーメイドカニューレ(注入器具)を使用し、余分な脂肪を除去しながらその方に合った美しい胸を形成します。
脂肪注入豊胸は乳がん検診への影響もほとんどないと言えるでしょう。
脂肪注入豊胸ではサイズアップは1~1.5カップ程度が一般的ですが、繰り返し脂肪注入を行うことで2カップ以上のサイズアップも目指すことができます。
出来るだけ自然な仕上がりを期待する方におすすめの施術です。
出典:
Shih et al, Semin Plast Surg, 2020
ハイブリッド豊胸
代表的な豊胸手術3つ目はハイブリッド豊胸です。
シリコンバッグ豊胸と脂肪注入を同時に組み合わせた方法です。シリコンバッグ単独ではやや輪郭が目立つ場合でも(基本は単独でも自然に仕上がりますが、特に瘦せ型の方など)、シリコンバッグ周囲に自家脂肪を注入してより自然な仕上がりになります。
特に胸元が痩せていてシリコンバッグのエッジが浮き出やすい体型でも、ハイブリッド豊胸なら不自然さを抑えたバストアップが可能です。
極端に大きなサイズを求める場合はバッグサイズで調整しつつ、形状補正は脂肪で行えるため、理想のボリュームと触感を両立できます。
実際、ハイブリッド豊胸はシリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸単独と比較し、より良い仕上がり・満足度であるという研究報告も。
MYCLI(マイクリ)ではお客様の理想の姿に合わせてハイブリッド豊胸にも対応しています。
出典:
Li Z et al, Plastic and Reconstructive Surgery, 2024
ヒアルロン酸豊胸(非推奨)
代表的な豊胸手術4つ目はヒアルロン酸豊胸です。
ヒアルロン酸注入による豊胸はメスを使わない手軽さが謳われますが、効果は数ヶ月~1年程度で吸収されてしまい、維持のために繰り返し注入が必要になります。
短期間で効果が失われるだけでなく、多量注入するとヒアルロン酸が皮下に被膜を形成し、しこり(硬結)ができやすいことが知られています。
日本美容外科学会も「ヒアルロン酸豊胸を行わないことを強く推奨する」と明言しています。
厚生労働省も施術リスクを周知させるよう指導しており、十分な説明・同意の取得を義務づけています。
実際、ヒアルロン酸豊胸後に「硬さ」や「しこり」の違和感を訴えて相談に来院される例が増えています。
ヒアルロン酸豊胸は手軽さに惹かれがちですが、MYCLI(マイクリ)としては推奨していない豊胸方法です。
出典:日本美容外科学会
アクアフィリング豊胸
代表的な豊胸手術5つ目はアクアフィリング豊胸です。
アクアフィリングは99%水と1%ポリアクリルアミド系ゲルで構成されるジェル状フィラーです。
一時期、施術後のしこりなしで自然な豊胸方法として宣伝されました。しかし実際には強い炎症反応やしこり、皮膚潰瘍などの合併症が多発していることが報告されています。
アクアフィリングは過去に問題となったポリアクリルアミド(PAAG)ゲル充填剤と主成分がほぼ同じで、本質的には既知の危険な材料と同等です。
日本美容外科学会は、合併症の懸念から、豊胸目的でアクアフィリングを使用することは推奨しないと表明しています。
日本だけでなく世界各国でアクアフィリングの使用は問題視されています。
例えば、アメリカのFDA(日本の厚生労働省のような機関)は豊胸目的でアクアフィリングを使用することを認可していません。また、イギリスの美容外科学会は豊胸目的のアクアフィリングの使用について注意喚起をしています。
MYCLI(マイクリ)ではアクアフィリング豊胸は推奨しておらず、絶対に行いません。
出典:日本美容外科学会
BRITISH ASSOCIATION OF AESTHETIC PLASTIC SURGEONS
豊胸手術を検討する前に知っておきたい4つのポイント
豊胸手術は大がかりで怖い、リスクが大きそうで心配という方もいるかもしれません。
豊胸手術では後悔しやすいポイントがあります。後悔しやすいポイントを事前に理解しておくことで「思っていたのと違った」という残念な結果を避けることができるでしょう。
豊胸手術で後悔しないために知っておきたい抑えておきたいポイントは以下の4つです。
- 理想のイメージを明確にする
- 信頼できる医師・クリニックを選ぶ
- サイズを欲張りすぎない
- ダウンタイムを理解する
1つずつ以下で深掘りします。
理想のイメージを明確にする
豊胸手術で後悔しないために知っておきたいポイント1つ目は理想のイメージを明確にすることです。
どんな胸のサイズ・形・触感を求めるのかがはっきりしてこそ、最適な術式の選択が可能になります。
豊胸手術は手法によって特性があり、向き・不向きがあります。
たとえば、短期間で大幅(3カップ以上)にボリュームアップしたい方にはシリコンバッグ豊胸が現実的な選択肢です。一方で、出来るだけ自然でバレにくい仕上がりを重視するなら脂肪注入豊胸が適しています。
理想像が曖昧なままだと、手術後に「思っていた印象と違う」というミスマッチが起こりがちです。
MYCLI(マイクリ)では、目指すシルエットやサイズ感、触り心地のイメージまで丁寧にヒアリングし、その上で理想に近づくプランをご提案します。
雑誌の切り抜きやインスタグラムの写真、モデル・芸能人の画像など、参考になるイメージを医師に共有できるようにしましょう。
術前のカウンセリングで「このくらいのサイズ・形・自然さが理想」といった写真を見せると、医師とのイメージのすり合わせがスムーズになります。
医師やクリニックのSNSで自分と似た体型の方をモデルとして参考にすることも有効です。
理想像を明確にすることが満足いく仕上がりになる第一歩と言えるでしょう。
信頼できる医師・クリニックを選ぶ
豊胸手術で後悔しないために知っておきたいポイント2つ目は信頼できる医師・クリニックを選ぶことです。
豊胸手術は美容整形の中でも比較的難易度が高い手術であり、豊胸手術の最終的な仕上がりや満足度は医師の経験に大きく左右されます。
お客様の本当の理想の姿を引き出すコミュニケーション力、お客様の理想に近づくための最適な施術を想像する能力(経験に基づいた)、仕上がりが良くダウンタイムを軽くする施術の技術、そしてアフターフォローの質や丁寧さなど、1つの手術でも術前~術後までこだわる点は無数にあります。
カウンセリングでは疑問や不安に丁寧に答えてくれるか、アフターケア体制が整っているかをしっかり確認しましょう。
また、他の患者の口コミやSNS等をチェックして自分に合っているかチェックすることも大切です。
サイズを欲張りすぎない
豊胸手術で後悔しないために知っておきたいポイント3つ目はサイズを欲張りすぎないことです。
バストのサイズは自分の体格に合わせて選びましょう。
体格や皮膚の伸展性を超えた過度なサイズのシリコンバッグや脂肪注入は、全体のシルエットのバランスを崩し、不自然に見えてしまうことがあります。
また、重過ぎるインプラントは血行不良や皮膚への圧迫、被膜拘縮の原因ともなるため注意が必要です。
バストはただ大きくするだけでなく、その方一人一人に合った美しさを追求することが大切です。
日常生活の負担にも配慮し、大きすぎないサイズ選びを心がけましょう。
ダウンタイムを理解する
豊胸手術で後悔しないために知っておきたいポイント4つ目はダウンタイムを理解することです。
豊胸手術後のダウンタイムの主な症状は、腫れ、内出血、痛み、血腫などになります。
術式によっては痛みが強く、落ち着くまでに月単位でかかる場合も。見た目の腫れや内出血は術後2〜4週間程度で引くことが多いです。
ダウンタイムは無理をせず鎮痛薬を活用して安静に過ごしましょう。術後は入浴や重労働をしばらく控え、医師の指示に従って生活することが大切です。
MYCLI(マイクリ)はアフターフォローを大変重要視しています。施術直後だけでなく1ヶ月程度経過するまでしっかりとアフターケアをご提供しております。
施術後まもない不安な時期にはいつでもLINEで気軽にご相談いただける体制、さらに比較的大きな施術をお受けいただいた後は24時間ご対応できる体制を整えております。
ダウンタイムを正しく理解せずに施術に臨むと、「思っていたよりつらかった」と悪い印象を持ってしまう恐れがあり注意が必要です。
【まとめ】自分に合った方法で理想のバストを実現しましょう
本記事では、胸が大きくなりにくい(見えにくい)原因、自分で胸を大きくする方法、胸を確実に大きくする豊胸手術の代表例、豊胸手術で後悔しないためのポイントを解説しました。
胸が大きくなりにくい(見えにくい)主な原因は以下の5つです。
- ホルモンバランスが乱れている
- 生活習慣が乱れている
- 姿勢が悪い
- 下着のサイズ・着用方法が合っていない
- 無理なダイエットをしている
自分で胸を大きくする主な方法(セルフケア)は以下の6つです。
- 大胸筋を鍛える筋トレ
- 姿勢を改善してバストの位置をキープ
- バストアップマッサージとクリームの活用
- 適切なブラジャーの活用
- 食事・睡眠など生活習慣の見直し
- バストアップサプリメントを使用する
確実にバストアップする豊胸手術の代表的な手法は以下の5つです。
- シリコンバッグ豊胸
- 脂肪注入豊胸
- ハイブリッド豊胸
- ヒアルロン酸豊胸(非推奨)
- アクアフィリング豊胸(非推奨)
豊胸手術で後悔しないポイントは以下の4つです。
- 理想のイメージを明確にする
- 信頼できる医師・クリニックを選ぶ
- サイズを欲張りすぎない
- ダウンタイムを理解する
バストアップのセルフケアはエビデンスが乏しいものが多く、効果にも限界があるのが現実です。
豊胸手術は医学的に確立されたバストアップ方法であり、確実にバストアップしたい方にはおすすめの方法と言えます。
当院は2022年の開院以来、現在(2025年10月)までで約2000件の豊胸手術を担当して参りました。
当院では事前カウンセリング、アフターフォローに特に力をいれています。
事前カウンセリングではお客様一人一人の理想の姿をしっかりとお伺いし、理想に近づくための方法を一緒に考えていきます。
一人一人の骨格、体型、そして理想の姿に合わせて施術内容・施術方法をカスタマイズしてご提案致します。
無理に施術をおすすめしたりすることは絶対にありません。
豊胸を検討している方は安心してご相談ください。
監修者
- 日本形成外科学会
- 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会所属
本田マイケル武史(本田武史)
乳がん術後の乳房再建を年間100件以上執刀してきた形成外科医。 その傍ら美容外科医として幅広い技術を習得し専門医取得要件を満たしたことを機に美容1本に絞る。自然な仕上がりでより満足度の高い施術を極めるため理論・技術を徹底的に学び沢山のゲストの要望に応え、より一人一人に寄り添った施術を行いたいという気持ちからMYCLIを開院。 開院後1年で豊胸術件数において個人院国内トップクラスに。 技術だけではなく、カウンセリングからアフターケアまでゲストに寄り添う姿勢が評判をよび数カ月先まで予約殺到。信頼できる上、気さくで物腰柔らかい人柄によりリピーターのゲストも後を絶たない。












