2023.05.12
豊胸のシリコンバック位置は乳腺下?大胸筋下?4つの方法と選び方を詳しく解説!
「シリコンバック豊胸を考えているけど、乳腺下法や大胸筋下法などやり方が色々あって違いがよくわからない・・・」
「シリコンバック豊胸は乳腺下法がいいの?大胸筋下法がいいの?」
こんな悩みを持った皆様に向けた記事です。
豊胸には、脂肪注入やシリコンバック豊胸など、複数の方法があります。さらに、シリコンバック豊胸の中にも挿入位置などによって様々な方法があります。
シリコンバック豊胸は選択肢が多く、どの方法が最も良いのか、どの方法を選ぶべきか、なかなか決めることができないかもしれません。
「この方法が最も良い!」という優劣は基本的にはなく、それぞれに向き不向きがあります。
どのような方法があるのか、そしてそれぞれの方法について正しく理解し、自分の納得のいく選択をすることが大切です。
本記事では、シリコンバック豊胸の代表的な4つの方法、シリコンバック豊胸の4つの方法におけるそれぞれのメリット・デメリット、そしてシリコンバック豊胸の挿入位置を選ぶ際の2つのポイントを詳しく解説します。
目次
シリコンバック豊胸は乳腺下?大胸筋下?4つの方保について詳しく解説
シリコンバック豊胸は大まかに、シリコンバックの挿入位置などによって4つの方法が存在します。4つの方法は、乳腺下法、大胸筋下法、デュアルプレーン法、ハイブリッド法です。
胸は大きくわけると表面から、皮膚、皮下組織、乳腺、大胸筋、肋骨という順番で構成されています。どこにシリコンバックを挿入し、胸のふくらみを作るかによって方法が異なります。
それぞれの方法の概要、そしてそれぞれのメリット、デメリットについて詳しく解説します。
方法1:乳腺下法
シリコンバック豊胸の1つ目の方法は、乳腺下にシリコンバッグを挿入する方法です。
乳腺下法は最も代表的な方法の1つです。
豊胸において乳腺下にシリコンバッグを挿入する2つのメリット、1つのデメリットを解説していきます。
メリット1:自然な仕上がりになる
豊胸で乳腺下にシリコンバッグを挿入する1つ目のメリットは、自然な仕上がりになることです。
なぜなら、豊胸において乳腺下にシリコンバッグを挿入することは、構造上、元々お胸が大きい人と同じになるからです。
乳腺下にシリコンバッグを挿入すると、乳腺そのもののボリュームを増やしているイメージになります。
乳腺下法は、触り心地、揺れ方、谷間が自然な仕上がりになりやすいです。
メリット2:施術後の痛みが少ない
豊胸で乳腺下にシリコンバッグを挿入する2つ目のメリットは、施術後の痛みが比較的少ないことです。
なぜなら、施術で筋肉を操作することがほとんどないからです。
乳腺下法は、乳腺の下にある大胸筋などをほとんど触らずに施術可能です。
筋肉を操作すると施術後に痛みが生じやすいですが、乳腺下にシリコンバッグを挿入する方法は施術後の痛みが比較的少ない傾向にあります。
デメリット:皮膚、皮下脂肪が薄い人には向かない
豊胸で乳腺下にシリコンバッグを挿入するデメリットは、皮膚、皮下脂肪が薄い人に向かないことです。
なぜなら、皮膚、皮下脂肪が薄い人は乳腺下に挿入したシリコンバックが外から見てわかりやすく、触り心地も不自然になりやすい傾向があるからです。
皮膚、皮下脂肪が薄い方は、シリコンバック挿入と脂肪注入を組み合わせたハイブリッド法を用いることで、乳腺下法のデメリットを補い、より自然な仕上がりを期待できます。
方法2:大胸筋下法
シリコンバック豊胸の2つ目の方法は、大胸筋下にシリコンバッグを挿入する方法です。
乳腺の下にある大胸筋を剥離し、大胸筋の下にシリコンバッグを挿入します。
豊胸において大胸筋下にシリコンバッグを挿入するメリット、2つのデメリットを解説していきます。
メリット:皮膚、皮下脂肪が薄い人に向いている
豊胸で大胸筋下にシリコンバッグを挿入するメリットは、皮膚、皮下脂肪が薄い人に向いていることです。
なぜなら、大胸筋下法では、皮膚からシリコンバックまでの距離が比較的遠くなるからです。
皮膚、皮下脂肪が薄い方でも見た目、触り心地、共にシリコンバックの形状がわかりにくくなります。
デメリット1:施術後の痛みが強い
豊胸で大胸筋下にシリコンバッグを挿入する1つ目のデメリットは、施術後の痛みが比較的強いことです。
なぜなら、大胸筋を剥離する操作が必要になるからです。
大胸筋下にシリコンバッグを挿入するために筋肉を剥離すると、「肉離れ」の様な状態になり、施術後の痛みが強くなる傾向があります。
デメリット2:触り心地が硬くなりやすい
豊胸で大胸筋下にシリコンバッグを挿入する2つ目のデメリットは、触り心地が硬くなりやすいことです。
なぜなら、大胸筋に力を入れた際、シリコンバッグの上にある大胸筋が硬く張るからです。
大胸筋下法は、胸に力が入る体勢や動作の際には胸の触り心地が硬くなる傾向にあります。
方法3:デュアルプレーン法
シリコンバック豊胸の3つ目の方法は、デュアルプレーン法です。
デュアルプレーン法は、豊胸においてシリコンバッグの上の部分は大胸筋下に、シリコンバッグの下の部分は乳腺下に挿入する方法です。
豊胸においてデュアルプレーン法を用いるメリット、デメリットを1つずつ解説していきます。
メリット:皮膚、皮下脂肪が薄い方でも自然な仕上がりになりやすい
豊胸でデュアルプレーン法を用いるメリットは、皮膚、皮下脂肪が薄い方でも自然な仕上がりになりやすいことです。
なぜなら、デュアルプレーン法ではシリコンバッグの上の部分は大胸筋下に置くことでデコルテの見え方を滑らかにし、シリコンバッグの下の部分は乳腺下に置くことで胸の下の丸みがより自然に見えるからです。
デュアルプレーン法は、皮膚、皮下脂肪が薄い方にも向いている方法です。
デメリット:施術後の痛みが強い
豊胸でデュアルプレーン法を用いるデメリットは、施術後の痛みが強いことです。
なぜなら、デュアルプレーン法では大胸筋を剥離する操作が必要になるからです。
筋肉を剥離する場合、施術後の痛みが強くなる傾向があります。
方法4:ハイブリッド法
シリコンバック豊胸の4つ目の方法は、ハイブリッド法です。
ハイブリッド法は「乳腺下にシリコンバッグを挿入するシリコンバッグ豊胸」と「脂肪注入」を組み合わせた新しい方法です。
ハイブリッド法の2つのメリット、1つのデメリットについて解説していきます。
メリット1:仕上がりが自然になりやすい
豊胸でハイブリッド法を用いる1つ目のメリットは、仕上がりが自然になりやすいことです。
ハイブリッド法はシリコンバッグ豊胸と脂肪注入を組み合わせることによって、それぞれのデメリットを補った新しい手法です。
シリコンバッグ豊胸のみでは、特に皮膚や皮下脂肪が薄い方でシリコンバックが目立つことがしばしばあります。一方、脂肪注入のみでは一度で得られる豊胸効果は大きくありません。
ハイブリッド法では、シリコンバックが目立たないように脂肪注入を用いることによって、皮膚や皮下脂肪が薄い方でも2カップ以上の豊胸効果を自然な仕上がりで得ることが出来ます。
ハイブリッド法による豊胸は、シリコンバッグ豊胸と比較して、医師から見た整容性、そして施術を受けた方が感じる見た目、デコルテの滑らかさ、触り心地などの満足度が高かったと報告されています。
ハイブリッド法は従来のシリコンバッグ豊胸と脂肪注入による豊胸を組み合わせることによってより自然な仕上がりが期待できる新しい手法です。
出典:Li et al, Plast Reconstr Surg, 2023
メリット2:脂肪吸引をした場所の痩せ効果を期待できる
豊胸でハイブリッド法を用いる2つ目のメリットは、脂肪吸引をした場所の痩せ効果を期待できることです。
脂肪注入を行うためには、脂肪吸引で脂肪を確保する必要があります。お腹や太ももの脂肪を吸引すれば、吸引部分で痩せ効果が期待でき、一石二鳥です。
豊胸でハイブリッド法を用いる場合、豊胸効果にプラスして脂肪吸引で痩せ効果を得られることは大きなメリットです。
デメリット:脂肪吸引をする分負担が増える
豊胸でハイブリッド法を用いるデメリットは、脂肪吸引をする分、負担が増えることです。
脂肪吸引を行った場所には、痛みや内出血などの症状が施術後に生じる可能性があります。
ハイブリッド法による豊胸は脂肪吸引をする分、脂肪吸引をしない方法と比べると施術後の体の負担が増えてしまいます。
シリコンバック豊胸は乳腺下?大胸筋下?選ぶ際の2つのポイント
シリコンバッグ豊胸の代表的な4つの方法、それぞれのメリット・デメリットについて解説しました。
しかし、シリコンバッグ豊胸の代表的な方法や特徴について理解しても、実際に選択するとなると迷って当然です。
シリコンバッグ豊胸の方法を選ぶ際の具体的な2つのポイントについて解説します。
ポイント1:体型
シリコンバッグ豊胸の方法を選ぶ際の1つ目のポイントは体型です。
なぜなら、非常にやせ型で皮膚、皮下脂肪が薄い方は、シリコンバッグ豊胸において最も代表的な方法である乳腺下法が向かない場合があるからです。
極めてやせ型の方は、乳腺下法だけでなくハイブリッド法など別の方法も積極的に検討する必要があります。
まずは自身の体型からシリコンバッグ豊胸の方法を考えてみましょう。
ポイント2:予算
シリコンバッグ豊胸の方法を選ぶ際の2つ目のポイントは予算です。
シリコンバッグ豊胸は方法によって費用が変わります。
2023年5月現在当院では、シリコンバッグ豊胸は800,000円(特別モニターキャンペーン:420,000円)、ハイブリッド法は1200,000円(特別モニターキャンペーン:650,000円)です。
※別途麻酔代、シリコンバッグ代が必要となります。
予算が許すのであれば、論文レベルでも仕上がり、満足度が高いことが報告されているハイブリッド法を積極的に検討することが出来ます。
特にやせ型で2カップ以上の豊胸を希望される方はハイブリッド法が良い選択肢になります。
予算面からも自身にあったシリコンバッグ豊胸の方法を考えてみましょう。
出典:Li et al, Plast Reconstr Surg, 2023
【まとめ】豊胸について正しく理解した上で納得いくまで相談しましょう
本記事ではシリコンバッグ豊胸の代表的な4つの方法(乳腺下法、大胸筋下法、デュアルプレーン法、ハイブリッド法)、そして選ぶ際の2つのポイントを紹介しました。
豊胸の方法についてはそれぞれの方法、そしてメリット・デメリットをしっかりと理解した上で、納得いくまで相談することが大切です。
当院はシリコンバッグ豊胸で代表的な乳腺下法はもちろん、新しい方法であるハイブリッド法も得意としています。
豊胸を検討している方は安心してご相談下さい。
監修者
- 日本形成外科学会
- 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会所属
本田マイケル武史(本田武史)
乳がん術後の乳房再建を年間100件以上執刀してきた形成外科医。 その傍ら美容外科医として幅広い技術を習得し専門医取得要件を満たしたことを機に美容1本に絞る。自然な仕上がりでより満足度の高い施術を極めるため理論・技術を徹底的に学び沢山のゲストの要望に応え、より一人一人に寄り添った施術を行いたいという気持ちからMYCLIを開院。 開院後1年で豊胸術件数において個人院国内トップクラスに。 技術だけではなく、カウンセリングからアフターケアまでゲストに寄り添う姿勢が評判をよび数カ月先まで予約殺到。信頼できる上、気さくで物腰柔らかい人柄によりリピーターのゲストも後を絶たない。