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コラム

2023.06.23

シリコンバック豊胸の傷跡はどこ?傷をきれいにする5つの工夫も紹介!

「豊胸に興味があるけど、傷跡ってどこに付く?水着とか着ると傷跡がばれるのが不安・・・」

「豊胸の傷跡はどのくらいの期間で目立たなくなる?大きさは?」

「豊胸の傷跡を出来るだけきれいにしたいけど、出来ることってある?」

こんな悩みを持った皆様に向けた記事です。

シリコンバック豊胸は1度で2カップ以上の豊胸効果を期待できる、代表的な豊胸方法の1つです。

シリコンバック豊胸は施術に際して、シリコンを挿入するための傷が必要になります。

「ビキニやキャミソールを着たら傷跡がバレるかも・・・」、「傷跡が目立ったらどうしよう・・・」と不安な気持ちになり施術に尻込みしてしまうかもしれません。

施術後もビキニやキャミソールを出来るだけ安心して楽しむことが出来るよう、シリコンバック豊胸は可能な限り目立ちにくい場所を選んで切開を行いシリコンを挿入します

また、豊胸の傷跡が目立たないようにすることが施術者の腕の見せ所です

本記事では、シリコンバック豊胸の傷跡の代表的な4つの場所、そしてシリコンバック豊胸の傷跡をきれいするための5つの工夫を詳しく解説します。

シリコンバック豊胸の傷跡はどこ?豊胸の傷跡の代表的な4つの場所

シリコンバック豊胸は、シリコンバック挿入のための傷を作る場所が大まかに4ヵ所あります。4つの場所は、脇の下、胸の下、胸の横、乳輪の傍です。

それぞれの傷の場所について詳しく解説します。

場所1:脇の下

シリコンバック豊胸の傷跡の場所1つ目は、脇の下です。

脇の下のしわに沿って当院では2.5cm~4cm程度の傷を作り、シリコンバックを挿入します。

脇の下のしわに紛れるような傷となるため、施術後半年から1年経過した頃には傷が非常に目立たなくなります。

豊胸で脇の下に傷を作り、シリコンバックを挿入する方法は、豊胸の代表的な手法の1つです。施術を受ける方の体格によらず選択することが出来ます。

場所2:胸の下

シリコンバック豊胸の傷跡の場所2つ目は、胸の下です。

お胸のアンダーラインに沿って3~4cm程の傷を作り、シリコンバックを挿入する方法です。

豊胸で胸の下に傷を作る方法は、元々のお胸がある程度大きい方、元々のお胸でアンダーラインが見えにくい方などにおすすめです。

なぜなら、胸の下の傷跡がお胸によって隠れる上、アンダーラインに傷が紛れるため、傷が非常に目立ちにくくなるからです。

傷跡は施術後半年から1年経過した頃には非常に目立ちにくくなります。

豊胸で胸の下に傷を作りシリコンバックを挿入する方法は、脇の下に傷を作る方法と並び、代表的な手法の1つです。

場所3:乳輪の傍

シリコンバック豊胸の傷跡の場所3つ目は、乳輪の傍です。

乳輪のラインに沿って4cm程の傷を作り、シリコンバックを挿入する方法です。

豊胸で乳輪のラインに沿った傷を置く方法は、乳輪が比較的大きい方などで検討します。

乳輪に沿った傷跡は施術後半年程経過した頃に乳輪に紛れて目立ちにくくなります。

シリコンバック豊胸においては、脇の下、胸の下に傷を作る方法が主流です。

人によっては、乳輪に沿った傷を作ることも検討の余地があります。

場所4:胸の横

シリコンバック豊胸の傷跡の場所4つ目は、胸の横です。

お胸の外側のラインに沿って4~5㎝程の傷を作り、シリコンバックを挿入する方法です。

豊胸で胸の横に傷を作る方法はあまり積極的には行われていません。

なぜなら豊胸で胸の横に傷を作る方法は、脇の下、胸の下に傷を作る方法と比較すると傷跡がやや目立ちやすく、メリットに欠けるからです。

豊胸の傷跡は、まず代表的な脇の下、胸の下から検討するのが妥当だと考えることが出来ます。

豊胸の傷跡をよりきれいにする5つの工夫

豊胸における代表的な4つの傷の場所について解説しました。

豊胸においてシリコンバックを挿入するための傷は、出来るだけ目立たないよう、施術を受ける方一人一人に合った方法をしっかりと話し合い決めていきます。

豊胸の傷跡は、傷の場所だけでなく、施術者の技術や工夫にも少なからず左右されます

当院においても行っている豊胸の傷跡を出来るだけ目立たなくするための5つの工夫を紹介します。

工夫1:施術中に創部になるべく負担をかけない

豊胸の傷跡をよりきれいにするための1つ目の工夫は、施術中に創部になるべく負担をかけないことです。

なぜなら、施術中に創部に負担をかけることは、創部付近の圧挫滅などに繋がる可能性があるからです。

施術中、創部への負担が非常に強い場合は、施術後の傷の治りが遅れたり、ひどい場合には一部傷がひらいたりする可能性があります。

施術中に創部を出来るだけ愛護的に扱うことで、豊胸後の傷跡がよりきれいになる可能性が高くなります

当院では施術の際、メスの入れ方や器具の1つ1つの使い方に注意を払い、創部を可能な限り保護するよう取り組んでいます。

工夫2:ケラーファンネルを使用する

豊胸の傷跡をよりきれいにするための2つ目の工夫は、シリコンバックを挿入する際にケラーファンネルを使用することです。

なぜなら、ケラーファンネルを使用すると、豊胸の傷がより小さくなる傾向があるからです。

ケラーファンネルは、シリコンバックを挿入する際に使用する漏斗型の器具のことです。

ケラーファンネルを使用することで豊胸の傷がより小さくなる傾向があるだけでなく、シリコンバックを挿入する際の創部への負担を軽減できる可能性があります。

当院はシリコンバッグ豊胸全例でケラーファンネルを使用しています。

出典:Morkuzu et al, Plast Reconstr Surg Glob Open. 2022 Nov 23;10(11):e4676.

工夫3:閉傷は時間をかけて形成外科的に縫合する

豊胸の傷跡をよりきれいにするための3つ目の工夫は、閉傷に時間をかけて形成外科的に縫合することです。

なぜなら、複数の層にわたって、複数の種類の縫合糸を用いて形成外科的に縫合を行うことで、創部治癒がスムーズになり、よりきれいな傷跡になる可能性が高くなるからです。

創部の縫合は、層をしっかりと合わせ、きつすぎず、ゆるすぎない力で創部を寄せて縫合することが創部治癒にとって大切です。

創部の閉創は施術者の腕の見せ所、といっても過言ではありません。

当院は、複数の縫合糸を用いて時間をかけて創閉を行っています。

工夫4:脇ボトックスを使用する

豊胸の傷跡をよりきれいにするための4つ目の工夫は、脇ボトックスを使用することです。

なぜなら、脇ボトックスを使用することで、創部への負担を減らすことが出来る可能性があるからです。

ボトックスは神経伝達物質の放出を抑制し、筋肉の過剰な動きや汗の分泌を抑える効果があります。

豊胸で脇に傷を作る場合はボトックス注射を行うことで周囲の筋肉の過剰な動きを抑制し、傷への負担を軽減できる可能性があります。

また、ボトックス注射によって汗の分泌を抑制し、創部の炎症や感染を抑えることが出来る可能性があります。

豊胸で脇に傷を置いてシリコンバックを挿入する場合は脇ボトックスが選択肢の1つになります。

出典:Qioa et al, Aesthetic Plast Surg, 2021

工夫5:色素沈着予防効果が見込まれるクリームや内服薬を使用する

豊胸の傷跡をよりきれいにするための5つ目の工夫は、施術後に美白剤を使用することです。

なぜなら、施術後に美白剤を使用することで傷跡の色素沈着を防ぐことが出来る可能性があるからです。

豊胸の傷跡は多少の色素沈着を伴うことがあります。

色素沈着は一般に、半年~年単位で経過を見ていくと多くの場合で改善し目立ちにくくなります

色素沈着は過剰に生成されたメラニンが皮膚に沈着することが原因と考えられています。

過剰な色素沈着を予防するためには、メラニンの生成を抑え、排出を促進することが大切です。

色素沈着予防効果が見込まれるクリームや内服薬を使用することで、より色素沈着を防ぐことができる可能性があります。

当院は希望する方に色素沈着予防効果が見込まれるクリーム、内服薬を用意しています(施術とは別料金になります)。

代表的な色素沈着予防効果が見込まれる薬剤は以下の通りです。

【クリーム】

  • トラネキサム酸クリーム:メラニンの生成を抑制する。炎症を抑える。施術後早期から使用可能。
  • ハイドロキノンクリーム:メラニンの生成を抑制する。

【内服薬】

  • トラネキサム酸:メラニンの生成を抑制する。炎症を抑える。
  • シナール:ビタミンCなどが含まれる。メラニンの生成を抑制する。メラニンの排出を促進する。
  • ユベラ:ビタミンEなどが含まれる。メラニンの排出を促進する。

【まとめ】豊胸の傷についての理解を深め、よりきれいな仕上がりを目指しましょう

本記事では、シリコンバック豊胸の傷跡の代表的な4つの場所、そしてシリコンバック豊胸の傷跡をきれいするための5つの工夫について解説しました。

豊胸の傷をきれいに仕上げることは、患者様の取り組みはもちろんのこと、施術者の技術が大きく影響します。

経験豊富な施設で施術を受けることが豊胸の傷をきれいにするための大きな一歩になるかもしれません

当院は2022年度、390件の豊胸手術、シリコンバッグを用いた豊胸手術を236件行っています。

さらに施術前のカウンセリング、そして施術後のアフターフォローも充実しており、安心して施術に臨むことが出来ます。

豊胸を検討している方は安心してご相談下さい。

監修者

  • 日本形成外科学会
  • 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会所属

本田マイケル武史(本田武史)

乳がん術後の乳房再建を年間100件以上執刀してきた形成外科医。 その傍ら美容外科医として幅広い技術を習得し専門医取得要件を満たしたことを機に美容1本に絞る。自然な仕上がりでより満足度の高い施術を極めるため理論・技術を徹底的に学び沢山のゲストの要望に応え、より一人一人に寄り添った施術を行いたいという気持ちからMYCLIを開院。 開院後1年で豊胸術件数において個人院国内トップクラスに。 技術だけではなく、カウンセリングからアフターケアまでゲストに寄り添う姿勢が評判をよび数カ月先まで予約殺到。信頼できる上、気さくで物腰柔らかい人柄によりリピーターのゲストも後を絶たない。

MYCLIマイクリ

脂肪吸引・豊胸・エイジングケア専門クリニック

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