2023.07.14
豊胸するとデコルテ痩せが目立つ?豊胸後のデコルテ痩せの原因3選と対策4選!
「豊胸するとデコルテ痩せが目立つと聞いて心配・・・」
「豊胸したけど、時間が経つにつれてデコルテ痩せが目立ってきた・・・」
「豊胸後、シリコンバッグの縁が浮き出て目立ってきた・・・」
こんな悩みを持った方々に向けた記事です。
デコルテ痩せとは首から胸元にかけたデコルテ部分が削げたり、たるんだりして目立つことです。
豊胸に興味がある方は、豊胸するとお胸が大きくなる分、相対的にデコルテ痩せが目立ちやすく、シリコンバッグの縁が浮き出ることがあると聞いたことがあるかもしれません。
豊胸後にデコルテ痩せが目立つと聞くと、心配になり豊胸することに尻込みしてしまいますよね。
豊胸後のデコルテ痩せの原因をしっかりと理解し、施術前、施術後に正しく対策を取ることでデコルテ痩せを防ぐことができる可能性があります。
本記事では豊胸後のデコルテ痩せの3つの原因、豊胸後のデコルテ痩せに対する4つの対策を解説します。
目次
シリコンバック豊胸とデコルテ
シリコンバック豊胸は一度に2カップ以上の豊胸効果を期待できる、代表的な豊胸方法の1つです。
シリコンバック豊胸は挿入部位によって、大きくわけると乳腺の下にシリコンバックを挿入する乳腺下法、大胸筋の下にシリコンバックを挿入する大胸筋下法があります。
シリコンバック豊胸後の長い経過の中で、挿入したシリコンの縁がデコルテ部分で浮き出て不自然に目立ってしまうことが稀にあります。
なぜなら、シリコンバック豊胸はお胸全体を大きくする方法であり、一度で2カップ以上の豊胸効果を期待できる一方、細かい部分の繊細なボリューム調整は苦手としているからです。
しかし、デコルテ痩せやデコルテ部分シリコンが目立つことは、原因を理解し、施術自体の工夫や、施術後のひと手間で対策することが出来ます。
豊胸後のデコルテ痩せはどのような原因で起こるのでしょうか。豊胸後のデコルテ痩せの原因について以下で深掘りしていきます。
豊胸後のデコルテ痩せの原因3選
豊胸後、特にシリコンバッグ豊胸後は、デコルテ痩せやデコルテ部分でシリコンバッグが浮き出て目立ってしまうことがあります。
豊胸後のデコルテ痩せの3つの原因について解説していきます。
原因1:皮下脂肪の薄さ
豊胸後のデコルテ痩せの原因1つ目は、皮下脂肪が薄いことです。
なぜなら、皮下脂肪が薄いとデコルテ部分の削げ感が目立ちやすく、シリコンバックの縁が浮き出て見えやすいからです。
皮下脂肪が薄い、特にデコルテ部分の皮下脂肪が薄い方は豊胸のシリコンバックの縁を隠すための組織が少ないです。
年齢と共に体重が減り、肌の張り感が少なくなるとさらにデコルテ痩せが目立ちやすくなります。
原因2:大胸筋の薄さ
豊胸後のデコルテ痩せの原因2つ目は、大胸筋が薄いことです。
なぜなら、大胸筋は鎖骨部分から腹直筋付近まで位置している筋肉であり、首から胸元にかけたデコルテ部分の見た目に大きく関係するからです。
大胸筋は、鎖骨内側、胸骨全面、第1〜6肋軟骨、腹直筋鞘からはじまり、上腕骨の一部に繋がるように広がっている筋肉です。
大胸筋はちょうどデコルテ部分に位置しており、デコルテの見た目に大きく影響します。
シリコンバック豊胸後は大胸筋が薄いとデコルテ痩せやシリコンバックが目立つ原因になります。
原因3:年齢による変化
豊胸後のデコルテ痩せの原因3つ目は、年齢による変化です。
なぜなら、年齢を経るとデコルテ部分の皮膚のたるみや薄さが目立ちやすくなる傾向があるからです。
デコルテ部分の皮膚は、顔の皮膚などと比べると皮脂量が少なく乾燥しやすい傾向があります。さらに年齢を経ることによってデコルテ部分の皮膚の血流量の低下、弾性力の低下、そしてしわの増加をきたす傾向が報告されています。
シリコンバック豊胸をした後すぐはデコルテ痩せがなく、シリコンバックが目立たなかった方でも、年齢を経るとデコルテ部分の乾燥や皮膚のたるみによって、デコルテ痩せ、シリコンバックの縁が目立つようになることもあります。
出典:小池 都ら, 2013, 日本香粧品学会誌/37 巻2号
豊胸後の具体的なデコルテ痩せ対策4選
豊胸後のデコルテ痩せの3つの原因について解説しました。
豊胸後のデコルテ痩せは、原因をしっかりと理解した上で、施術自体、そして施術後の対策を行うことで、豊胸の満足度をより高めるよう努めていくことが大切です。
豊胸後のデコルテ痩せに対する具体的な4つの対策について解説します。
対策1:豊胸でハイブリッド法を用いる
豊胸後のデコルテ痩せ対策の1つ目は、豊胸でハイブリッド法を用いることです。
なぜなら、ハイブリッド法ではシリコンバッグ豊胸と脂肪注入を組み合わせることで、皮下脂肪や大胸筋が薄い方でもシリコンバックが目立ちにくくなるからです。
豊胸のハイブリッド法は、「乳腺下にシリコンバッグを挿入するシリコンバッグ豊胸」と「脂肪注入」を組み合わせた新しい方法です。
ハイブリッド法はシリコンバック豊胸によって一度で2カップ以上の豊胸効果を期待できる上、脂肪注入によってデコルテ部分など細かい部分のふくらみを出すことを期待できます。
皮下脂肪や大胸筋が薄い、瘦せ型の方はハイブリッド法を用いることでより自然な仕上がりを期待することが出来ます。
出典:Li et al, Plast Reconstr Surg, 2023
対策2: 豊胸で大胸筋下法を用いる
豊胸後のデコルテ痩せ対策の2つ目は、豊胸で大胸筋下法を用いることです。
なぜなら、大胸筋下法を用いると、痩せ型の方でシリコンバックが比較的目立ちにくくなるからです。
大胸筋下法は乳腺の下にある大胸筋を剥離し、大胸筋の下にシリコンバッグを挿入する方法です。
シリコンバック豊胸において代表的な乳腺下法と比較すると、大胸筋にシリコンバックが覆われる分、シリコンバックが目立ちにくくなります。
しかし、痩せ型で大胸筋も薄い方は大胸筋下法を用いてもシリコンバッグが目立ちやすくなることがあります。
胸筋が薄い方は脂肪注入を併用することで、よりデコルテ瘦せやシリコンバッグが目立つことを防ぐ対策となります。
対策3:脂肪注入を行う
豊胸後のデコルテ痩せ対策の3つ目は、脂肪注入を行うことです。
脂肪注入はシリコンバッグ豊胸後、時間が経ってからデコルテ痩せやシリコンバックの縁が気になるようになった方が考慮できる対策です。
なぜなら、デコルテ痩せやシリコンバックの縁が目立つ部分に重点的に脂肪注入を行うことによってボリュームを補うことが期待できるからです。
シリコンバッグ豊胸後、年齢による見た目の変化は多かれ少なかれ誰もが経験します。
豊胸直後は満足いく見た目であっても、年月が経ち、デコルテ痩せやデコルテ部分のシリコンバッグが気になるようなることはあります。
脂肪注入は、豊胸後年月が経っても部分的なメンテナンスとして考慮することが出来ます。
対策4:体重を増やす
豊胸後のデコルテ痩せ対策の4つ目は、体重を増やすことです。
なぜなら、体重を増やすことで皮下脂肪を増やし、デコルテのボリュームアップが期待できるからです。
体重を増やすことは、「シリコンバッグ豊胸後にデコルテ痩せやデコルテ部分のシリコンバッグが気になるけど追加で施術はしたくない」という方が考慮できる対策です。
特に、シリコンバッグ豊胸後に痩せた方、もともと痩せ型の方などは体重を増やすことがデコルテ痩せの有効な対策の1つになる可能性があります。
【まとめ】豊胸後のデコルテ痩せの原因を知り、しっかり対策しましょう
本記事では豊胸後のデコルテ痩せの3つの原因、4つの具体的な対策について解説しました。
豊胸後のデコルテ痩せについて原因をしっかり理解し、豊胸方法は納得いくまで相談しましょう。アフターフォローがしっかりしている施設を選ぶことも大切です。
当院はシリコンバッグ豊胸で代表的な乳腺下法、大胸筋下法はもちろん、新しい方法であるハイブリッド法も得意としています。
当院は施術前のカウンセリング、そして施術後のアフターフォローも充実しており、安心して施術に臨むことが出来ます。豊胸を検討している方は安心してご相談下さい。
監修者
- 日本形成外科学会
- 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会所属
本田マイケル武史(本田武史)
乳がん術後の乳房再建を年間100件以上執刀してきた形成外科医。 その傍ら美容外科医として幅広い技術を習得し専門医取得要件を満たしたことを機に美容1本に絞る。自然な仕上がりでより満足度の高い施術を極めるため理論・技術を徹底的に学び沢山のゲストの要望に応え、より一人一人に寄り添った施術を行いたいという気持ちからMYCLIを開院。 開院後1年で豊胸術件数において個人院国内トップクラスに。 技術だけではなく、カウンセリングからアフターケアまでゲストに寄り添う姿勢が評判をよび数カ月先まで予約殺到。信頼できる上、気さくで物腰柔らかい人柄によりリピーターのゲストも後を絶たない。