側弯症で豊胸して大丈夫？側弯症の方が豊胸で気を付けるべき5つのポイントを解説！

「側弯症と言われているけど、豊胸して大丈夫・・・？」

「側弯症で豊胸する時に気を付けることって何・・・？」

こんな悩みを持った皆様に向けた記事です。

側弯症は脊柱を正面から見た時に左右に曲がっている状態のことです。

側弯症で豊胸を考えている方は、側弯症で豊胸をしても問題ないか、豊胸した後の仕上がりが問題ないか、心配になりますよね。

側弯症の方も豊胸することができます。側弯症が豊胸に与える影響について正しく理解し、施術者と豊胸方法などをしっかりと相談することが大切です。

本記事では、側弯症とは何か、側弯症が豊胸に与える影響、そして側弯症の方が豊胸の際に気を付けるべき5つのポイントについて詳しく解説します。

側弯症とは

側弯症とは脊柱を正面から見た際に一定の角度以上に左右に曲がっている状態のことです。

側弯はコブ角と呼ばれる角度で判断します。コブ角とは脊柱の上下で最も弯曲の強い椎体同士の角度のことです。コブ角が10度以上の場合に側弯症の診断となります。

側弯症ではいくつかの外見上の変化が生じる場合があります。具体的には、片方の腰の突出、肩の高さの左右差、ウエストの非対称性、肋骨の突出などです。

側弯症の方でお胸の見た目の変化はどのようなものがあるでしょうか。また、側弯症の方は豊胸が可能なのか、豊胸の際に気を付けることは何か、以下で詳しく解説します。

出典：日本側彎症学会

側弯症でも豊胸できる？側弯症が豊胸に与える影響

側弯症の方でも、豊胸することができます。

側弯症では、肩の高さの左右差、お胸のボリュームの左右差、乳頭の位置の左右差などが生じる場合があります。

これらの、側弯症がお胸の見た目に与える影響をしっかりと理解した上で、豊胸を行うことが大切です。

豊胸術が、側弯症の方のお胸のボリュームの左右差、そして乳頭の位置の左右差を有意に改善したと報告されています。

側弯症でお胸の見た目が気になる方は豊胸を検討することも1つの選択肢です。

側弯症の方が豊胸を検討する上で特に気を付けるべきポイントについて以下で解説します。

出典：Tsai et al, Aesthetic Plast Surg, 2010

側弯症の方が豊胸で気を付けるべき5つのポイント

側弯症の方も豊胸を行うことが可能です。

豊胸を検討する上で、側弯症ならではの特徴をしっかりと理解し、特徴に合わせた施術を行うことが大切です。

側弯症の方が豊胸の際に気を付けるべき5つのポイントを深掘りします。

ポイント1: 脂肪注入豊胸を検討する

側弯症の方が豊胸で気を付けるべき1つ目のポイントは、脂肪注入豊胸を検討することです。

なぜなら、脂肪注入は自由度が高い施術であり、側弯症の方の胸郭の特長に合わせて柔軟に調整できるからです。

側弯症の方は、胸郭の凹みやお胸の左右差がある場合があります。脂肪注入は側弯症の方それぞれの体の特長に合わせて、注入量、注入部位を柔軟に調整することができます。

脂肪注入は一度に多くの豊胸効果を期待できる施術ではありません。

側弯症の方は痩せ型の方も多く、一度の施術で多くの豊胸効果を期待する場合はシリコンバック豊胸も選択肢になります。

側弯症の方がシリコンバック豊胸を行う場合、いくつか注意するポイントがあります。

側弯症の方がシリコンバック豊胸を検討する際に気を付けるべきポイントを以下で深掘りします。

ポイント2: 豊胸方法を工夫する

側弯症の方が豊胸で気を付けるべき2つ目のポイントは、豊胸方法を工夫することです。

なぜなら、側弯症の方は胸郭の左右差があり、どちらかのお胸でシリコンバックの縁が浮き出るなど、シリコンバックが目立ちやすい傾向があるからです。

側弯症の方では、シリコンバックを大胸筋の下に挿入する大胸筋下法やシリコンバック豊胸と脂肪注入を組み合わせたハイブリッド法を積極的に検討します。

大胸筋下法では、シリコンバックが大胸筋に覆われるため、シリコンバックがより目立ちにくくなります。但し、シリコンバックが胸郭の変形に沿って内側に向く可能性があるため注意が必要です。

ハイブリッド法は、シリコンバック豊胸に脂肪注入を組み合わせた方法です。シリコンバック豊胸で一度に2カップ以上の豊胸効果を期待できる上、比較的小回りが効く脂肪注入によってシリコンバックが目立つ部分、胸郭が凹んでいる部分、そして左右差が目立つ部分をピンポイントで改善することが期待できます。

側弯症の方は、豊胸の方法を工夫することで、左右差をより改善し、より満足度の高い仕上がりを期待できます。

ポイント3: カウンセリングがしっかりしている施設を選ぶ

側弯症の方が豊胸で気を付けるべき3つ目のポイントは、カウンセリングがしっかりしている施設を選ぶことです。

なぜなら、側弯症の方は施術方法やインプラントのサイズ選定など施術前にしっかりと相談する必要があるからです。

側弯症の方は施術前に肩の高さの違い、お胸の左右差などをしっかりと把握することが大切です。施術方法としては大胸筋下法やハイブリッド法をより積極的に検討します。

また、シリコンバックのサイズ選定も慎重に行う必要があります。

側弯症の方は施術前のカウンセリングでしっかりと相談できる施設を選ぶことが大切です。

ポイント4: アフターフォローが充実している施設を選ぶ

側弯症の方が豊胸で気を付けるべき4つ目のポイントは、アフターフォローが充実している施設を選ぶことです。

なぜなら、側弯症の方は豊胸後も状況に応じたメンテナンスが必要になる可能性があるからです。

側弯症の方は豊胸後の体型の変化によって、どちらかのシリコンバッグが目立つなど、見た目の変化をきたす場合があります。見た目の変化が気になる場合には、追加の脂肪注入などを検討します。

側弯症の方は施術のアフターフォローがしっかりしており、いつでも相談できる施設を選ぶことが大切です。

ポイント5: 経験豊富な施設で施術する

側弯症の方が豊胸で気を付けるべき5つ目のポイントは、経験豊富な施設で施術することです。

なぜなら、側弯症の方の豊胸において、側弯の具合や左右差に合わせて豊胸方法を工夫したり、シリコンバック選定したりすることは経験を要するからです。

側弯症の方における肩の高さの違い、お胸の大きさの左右差、そして乳頭の位置の左右差は人それぞれ全く異なります。

納得のいく方法やイメージを施術前にしっかりと話し合い、一人一人に合った施術を一緒に目指すことが出来る施設、施術者を選ぶことが大切です。

側弯症の方は、可能であれば経験豊富な施設で施術を受けることを検討してみましょう。

【まとめ】側弯症で豊胸をする場合は経験豊富な施設を選びましょう

本記事では、側弯症とは何か、側弯症が豊胸に与える影響、そして側弯症の方が豊胸の際に気を付けるべき5つのポイントを解説しました。

側弯症の方は、豊胸によってお胸の左右差が有意に改善したとの報告もあり、豊胸を検討することは有効な選択肢の1つと言えます。

当院は2022年度、390件の豊胸手術、シリコンバッグを用いた豊胸手術を236件行っています。

施術前のカウンセリング、そして施術後のアフターフォローも充実しており、安心して施術に臨むことが出来ます。豊胸を検討している方は安心してご相談下さい。