2024.11.22
副乳切除は保険適応で可能?豊胸と同時に行う場合も詳しく解説!
「副乳が気になっていて治したい・・・」
「副乳の切除は保険適応でできる・・・?」
「副乳切除と豊胸って同時にできる・・・?」
こんな悩みを持つ皆様に向けた記事です。
副乳の治療は、副乳が乳腺主体の場合は切除、そして脂肪主体の場合は脂肪吸引によって治療することができます。
副乳切除の一部は保険適応となる場合があり、施術前に確認が必要です。
本記事では、副乳とは何か、副乳の治し方、そして豊胸と副乳切除の関係について解説します。
目次
副乳とは
通常、乳房は左右のお胸に1つずつ存在します。しかし、しばしば通常の乳房とは異なった場所に乳腺組織が存在することがあり、これを副乳と呼びます。
副乳は乳線(milk line)と呼ばれる左右の腕の付け根から同側の足の付け根を結ぶ線上であればどこでも生じる可能性があります。
引用:日本形成外科学会HP
副乳の場所としては左右の腕の付け根部分に生じることが頻度としては高いです。
副乳は皮膚が褐色になるような皮膚の変化やしこりのように触れることで気づくことが多いと言われています。
副乳の症状として生理前に副乳腫れて痛みがでたり、授乳期には乳汁を分泌したりする可能性があります。
また、非常に稀ですが、乳腺組織がある以上、副乳からがんが発生した報告もあります。
出典:
Ichihashi et al, Australas J Dermatol, 2023
副乳の治し方は切除と脂肪吸引がある
副乳は絶対に治療しなければいけない、というわけではありません。症状や見た目が気になる場合に治療を検討します。
副乳の治し方は大きく分けて以下の2つです。
- 副乳切除
- 脂肪吸引
副乳の成分が乳腺組織主体の場合は副乳切除、脂肪組織主体の場合は脂肪吸引によって治療を行います。
副乳切除は副乳の近くのできるだけ目立たない場所に数センチの傷を置き、副乳をくり抜くように切除し、くり抜いた部分がへこまないように周囲の組織で整える施術です。
脂肪吸引は数mmの傷からカニューレを挿入し、副乳部分の脂肪を吸引して除去する施術です。
副乳治療でどちらの施術を行うかどうかは施術前に診察、カウンセリングが必要になります。
副乳の治療は保険適応になる場合がある
副乳の治療の内、副乳切除は場合によって保険適応で治療することが可能です。
保険適応では副乳の大きさによりますが、3割での負担費用は3~5万円程度になります。
保険適応で治療することができるかについても事前に診察・カウンセリングが必要です。
一般的には副乳が大きい場合、副乳が日常生活に支障をきたす場合は副乳切除が保険適応になります。
出典:厚生労働省
豊胸と同時に副乳治療を行うことも可能
副乳の治療は豊胸と同時に行うことも可能です。
豊胸を行いバストアップすることで副乳自体が目立たなくなるケースもあります。
豊胸と副乳切除どちらも検討している場合はまず豊胸術を施行し、バストアップ後にも副乳が気になるようであれば副乳切除を改めて検討することもできます。
豊胸後の副乳切除は、豊胸から原則3ヶ月以上期間をあけてから施行可能になります。
【まとめ】副乳治療はまずカウンセリングを受けましょう
本記事では、副乳とは何か、副乳の治し方、そして豊胸と副乳切除の関係について解説しました。
副乳は通常の乳房とは異なった場所に存在する乳腺組織のことです。症状として痛みや乳汁分泌などを生じる可能性があります。
副乳治療には主に以下の2つがあります。
- 副乳切除
- 脂肪吸引
副乳切除は保険適応になる場合もあるので確認が必要でしょう。
副乳切除は豊胸と同時に行うこともできます。豊胸によるバストアップで副乳が目立たなくなることもあります。
副乳が気になる方は治療方法の相談を含め、まずは診察とカウンセリングが必要です。
当院は副乳治療や豊胸を積極的に行っています。
副乳で悩んでいる方も安心してご相談下さい。
監修者
- 日本形成外科学会
- 日本乳房オンコプラスティックサージェリー学会所属
本田マイケル武史(本田武史)
乳がん術後の乳房再建を年間100件以上執刀してきた形成外科医。 その傍ら美容外科医として幅広い技術を習得し専門医取得要件を満たしたことを機に美容1本に絞る。自然な仕上がりでより満足度の高い施術を極めるため理論・技術を徹底的に学び沢山のゲストの要望に応え、より一人一人に寄り添った施術を行いたいという気持ちからMYCLIを開院。 開院後1年で豊胸術件数において個人院国内トップクラスに。 技術だけではなく、カウンセリングからアフターケアまでゲストに寄り添う姿勢が評判をよび数カ月先まで予約殺到。信頼できる上、気さくで物腰柔らかい人柄によりリピーターのゲストも後を絶たない。